今年は全国各地で統計開始以来、最も遅い真夏日を記録するなど、10月まで暑い日が続いた。しかし、ここ数日は朝晩になると長袖を着ていてもひんやりと肌寒く感じるようになり、SNSでは今年もニトリの「スマホ毛布」を絶賛する声が多く見られるようになった。

スマホ毛布は、毛布にスマホなどを操作するための手を通す穴が開いたアイデア寝具で、2022年に発売されるや、肩や胸元が温かいままでスマホが見られると秋冬の大ヒット商品になりました。9月に発売開始となった24年バージョンでは全シリーズがリニューアルされ、襟元をくり抜いた仕様になったことで、より首や肩周りに冷気が入りにくくなり、20センチ長いロングサイズになったことで肩までかけても足先までしっかりとカバーしてくれるようになりました」(インテリアライター)

 また、今年は要望が多かったという袖付きタイプ「2枚合わせそで付きスマホ毛布」も新登場。腕まですっぽりと毛布に包まれるので、スマホを操作したまま寝てしまっても手先が冷えないようになっているという。新作を購入した人たちからはSNSに《袖つきは寝ながらスマホ触っても腕も肩もぬくぬく。気持ち良すぎて出勤できなくなるんじゃないか不安になるレベル》《これ、首元の後ろにボタンついていて固定されるから寝返り売っても問題なし。売り切れる前に買った方がいい》《家帰ったらずっとスマホ毛布の中にいる》など絶賛コメントが相次いで投稿されている。

「ここ数年、電気代の高騰によって節約意識もかなり高まっていますからね。もともとスマホ毛布は寝る前にスマホを使用することが多い若年層をターゲットに開発されたものでしたが、40~50代にも支持されるなど幅広い層に受け入れられたのです。しかも、スマホ毛布の弱点と言われていた腕の寒さも袖付きバージョンの登場によって改善されましたし、今年も大ヒット間違いなしでしょう」(同)

 気になる人は売り切れる前に購入したほうがいいかもしれない。

小林洋三

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