AEWフライトナイト・ダイナマイトが現地時間30日、オハイオ州クリーブランドで行われ、オレンジ・キャシディがAEW世界王座挑戦を表明。王者ジョン・モクスリーも受諾し、11・23ニューアーク大会『フルギア2024』での挑戦が決まった。
10・12『レッスルドリーム』でブライアン・ダニエルソンを破って4度目のAEW世界王座戴冠を果たしたモクスリー。以来、ブラックプール・コンバット・クラブ(BCC)のメンバーとともにテロ行為を繰り返し、先週のダイナマイトではチャック・テイラーが餌食となった。
この日のオープニングにテイラーの親友・キャシディがリングに登場。「俺は才能に恵まれたAEWの未来に囲まれている。そして彼らは自分たちが危険にさらされていることを分かっていない。ジョン・モクスリーがどれだけ危険か分かっていないんだ」としたうえで、「俺は何をすべきかが分かった。ジョン・モクスリーが思い通りにすれば、AEWの未来はなく、若い才能の行き場がない。ジョン・モクスリーはAEWを必要としていないが、俺にはAEWが必要だ。AEWなしで俺は存在しない。誰も傷つかないようにする必要がある」と主張した。
そこでキャシディは自らの手でモクスリーの暴挙に待ったをかけることを決めた。「みんなを守るために俺は一人でそれを実行する。ジョン・モクスリー、俺はお前のAEW世界王座に挑む」と挑戦を表明し、「この団体のシンボルをお前のバッグから取り出して、俺のバックパックに入れる。俺が次のAEW世界王者だ」とベルト獲りを宣言した。
その後、王者・モクスリーがBCCのクラウディオ・カスタニョーリ、PAC、ウィーラー・ユウタ、マリーナ・シャフィアとともにリングに登場した。「オレンジ・キャシディや他の連中が今、俺がやろうとしていることを評価してくれるとは思っていないが、いつか理解してくれるだろう」と切り出したモクスリーは、「オレンジは俺に挑戦するといったが、違うぞ。俺がお前に挑戦するんだ。お前の友人チャック・テイラーの首を破壊したのがお前の挑戦だったんだ。お前が目標に集中できるようにした。死ぬ覚悟をしておけ。俺もリングで死ぬ覚悟だ」と言い放った。
そしてカスタニョーリが味方であるユウタの首にイスを引っかけ、暴行する構えをみせた。見かねたキャシディが駆けつけたものの、多勢に無勢。カスタニョーリに押さえつけられると、モクスリー、PAC、ユウタの集団暴行を受けた。そこへダーク・オーダー、ダービー・アリン、トップフライト、リオ・ラッシュ、プライベート。パーティーが次々に加勢に飛び込むと形勢逆転。キャシディはモクスリーにオレンジパンチを叩き込んだ。
その後、モクスリーとキャシディのAEW世界王座戦が正式決定。11・23『フルギア2024』で行われることになった。