からあげ専門店「からやま」は、10月25日から「濃厚つけから定食」(税込979円)の販売をスタートさせた。昨年も期間限定で登場し、“つけ麺がから揚げになった” と大きな話題となったが、今年はさらにメニューをブラッシュアップしているとのことなので、さっそく食べに行ってみた。
同商品は、濃厚でコクのある魚介豚骨だれに、からあげをつけて食べるという斬新なアイデアのメニュー。昨年は濃厚つけだれに出汁からあげ4個、のり2枚という布陣だったが、今年はさらに濃厚さを増したつけだれに、特選醤油からあげ3個、のり、味玉、メンマ、刻みネギとメンバーが変わり、より“つけ麺感”が強くなっている。
濃厚つけだれにからあげを浸していただいてみると、外カリッ中ジュワッなからあげに、クリーミーでこってりな濃厚とんこつと魚粉からは節系の旨味が感じられる。つけだれは粘度高めに仕上げられているため、からあげともしっかり絡み、特製醤油と魚介豚骨が口の中で混ざり合う。そう、コレは完全にそういうつけ麺の味になっている。
そして、つけ麺感を演出するために用意された付け合せだと思っていた味玉やメンマ、刻みネギだが、これが非常に良い仕事をしている。からあげを濃厚つけだれに浸して食べていると、どうしても味が濃いためクドく感じてしまうことがあるが、メンマのシャキとした食感や味玉のコクのある味わいがアクセントとなり、昨年以上に箸が進むラインナップになっていたのだ。
濃厚つけだれをまとったからあげは、ごはんにバウンドさせてから食べても良し。そして、バウンドさせたごはんには無料提供されるからやま名物の「いかの塩辛」を乗っけて食べても良し。魚介系の風味といかの塩辛は相性バツグンでおすすめだ。
(小林洋三)