国立感染症研究所が11月1日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2024年第43週(10月21~27日)の患者報告数は4298人だった。前週(10月14~20日)が3596人だったので、約700人の増加だ。なお、定点当たりの報告数は0.87(前週は0.73)。早くも流行期に入りつつある県もあるようだ。
インフルエンザ患者の報告数
(マップは国立感染症研究所のホームページから抜粋)
●32都道府県で前週よりも増加
都道府県別での定点当たり報告数は、沖縄県(11.11)、大分県(2.31)、静岡県(1.56)、長崎県(1.44)、愛媛県(1.35)、鹿児島県(1.35)、熊本県(1.29)、茨城県(1.22)、千葉県(1.16)、福井県(1.08)の順となり、沖縄県が10.00を上回っている。32都道府県で前週の報告数よりも増加し、15都道府県で前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関当たり患者報告数
(グラフは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)
都内流行マップ・保健所別
(マップは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)
11月1日発行の「東京都インフルエンザ情報」では10月21~27日の期間、インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が307人(前週は308人)と前週よりも若干減、定点当たり0.73(前週は0.74/定点)となった。定点当たりの患者報告数は、都内31保健所管内のうち7保健所管内で1.00を上回った。