【全日本】宮原が年末年始5冠プランを完成 相棒スミスに三冠獲りエール

『ジャイアント・シリーズ2024』北海道・旭川地場産業振興センター(2024年11月1日)
○宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.vs安齊勇馬&ライジングHAYATO×

 宮原が年末年始で5冠獲りを成し遂げるプランを完成。最強タッグのパートナー・スミスに三冠獲りのエールを送った。

 この日、宮原はスミスと組んでアジアタッグ王者・安齊&HAYATOとの最強タッグ前哨戦に登場。旭川のファンから健斗コールも浴びて一進一退の熱戦を繰り広げた。宮原はELPIDAコンビの連続串刺し攻撃、ダブルフェースクラッシャーの連係で劣勢となり、スミスが飛び込んでもジャンピングニー&トラースキックで蹴散らされてしまう。それでも串刺し、スタンドとブラックアウトを連発してHAYATOに猛攻。スミスもラリアットで援護射撃すると、最後は宮原がブラックアウトからのシャットダウン・スープレックス・ホールドの必勝コースで3カウントを奪った。

 宮原&スミスがアジアタッグ王者を粉砕。最強タッグへ向けて好調ぶりをみせつけた。スミスは3日後の11・4札幌大会で三冠王者・青柳に挑戦する。そこでパートナーの宮原は「彼は全日本プロレスのナンバー1外国人になる気持ちが凄くあるんですよね。その気持ちをぜひ日本のプロレスファンにみせてほしい」とし、「新時代と言われてる全日本プロレスの中で何かまた違うスパイスになるんじゃないかなというワクワク感がありますね。ぜひ三冠を獲ってもらいたい」とエールを送った。

 もちろん考えがあってのことだ。春のチャンピオン・カーニバル公式戦でスミスと対決し、「たぶん今、日本に来ている外国人選手で一番トータル的に凄いんじゃないですかね。パワー、テクニック、オーソドックスなプロレスもやるし、説得力も抜群」と実感させられた。だからこそタッグ結成を熱望し、最強タッグにエントリー。まだ純粋タッグ結成の数は少ないものの、「お互い高いレベルのものをもってる同士なので、何かやろうとしても、阿吽の呼吸でできてしまう」と実感。「かなり華やかですね。宮原健斗とスミスの並びっていうのは。ここ最近のプロレス界でなかなかいない、斉藤ブラザーズに匹敵するような。宮原&スミスは今のプロレス界になかなかない日本人と外国人のタッグという中では僕らにしかできないことがあるかもしれない」との確信がある。

 「優勝は絶対間違いないでしょうね。4日の札幌でスミスが三冠を獲ったら、また違う形の最強タッグ開幕になる」と最強タッグ大本命宣言を発した宮原。暮れの栄冠を手にすれば、年明けの世界タッグ挑戦は確定的。「そこで僕とスミス選手が世界タッグを獲るのは間違いないでしょうね。そこで三冠をかけてスミスvs宮原でやって、僕が勝って新時代を迎え撃つ。僕の中でどうなっていくのか想像できないストーリーができつつある」と見据えた。

 最高男が描く青写真は11・4札幌大会でスミスが三冠戴冠を果たし、二人で最強タッグに優勝する。そして年明け、世界タッグを奪取し、スミスと5冠争いをするというものだ。そうすれば年明け早々、5冠王者に返り咲くことができる。「ちょっと宮原健斗らしくないけど、デイビーボーイ・スミスJrに便乗させてもらおうと思ってますよ。そうすれば来年のしょっぱなからズトーンといける」と言い切った宮原は2025年の幕開けと同時に復権に乗り出す。

【宮原の話】(試合前)

――北海道ツアーも後半戦に折り返したが、ここまで4大会を終えての感触は?

▼宮原「北海道の人たちが待ってくれているのを感じましたよね。そういうものが昔見てた人もいるし、今の全日本プロレスしか見たことない人もいるっていう空間がいい空気感を感じましたね。今の全日本プロレスをお届けできている北海道ツアーになってるなという感じはしますね。今の全日本プロレス、首都圏でやっているものをそのまま北海道に持ってこれてるような感じですね」

――最強タッグのパートナー、スミス選手が11・4札幌大会で三冠挑戦を控えているが?

▼宮原「スミス選手の凄さは僕、チャンピオン・カーニバル公式戦で戦って感じましたし、たぶん今、日本に来ている外国人選手で一番トータル的に凄いんじゃないですかね。パワー、テクニック、オーソドックスなプロレスもやるし、説得力も抜群。そういうのが戦っていてわかったんですよ。だからタッグ組みたいと思ったんですよね。そういう選手が三冠戦にいくっていうところで、また全日本プロレスの幅が広がるような気がしてますね」

――外国人選手の挑戦者も久しぶりだが?

▼宮原「そうですよね。そういう意味でデイビーボーイ・スミスJr.というものが何をするのか、札幌が楽しみですよね」

――パートナーとしても獲ってもらいたい?

▼宮原「もちろんそうです。スミス選手と宮原健斗って純粋なタッグってまだ少ないんですけど、6人タッグで戦って思うんですけど、かなり華やかですね。宮原健斗とスミスの並びっていうのは。ここ最近のプロレス界でなかなかいない、斉藤ブラザーズに匹敵するような。宮原&スミスは今のプロレス界になかなかない日本人と外国人のタッグという中では僕らにしかできないことがあるかもしれないですね」

――すでにチーム感がにじみ出ているが?

▼宮原「おそらくそれはお互い高いレベルのものをもってる同士なので、何かやろうとしても、阿吽の呼吸でできてしまうというかね。さすがだなと今回の北海道ツアーでも何回か戦っていて思いますね」

――最強タッグへ向けて手応えもあると?

▼宮原「優勝は絶対間違いないでしょうね。4日の札幌でスミスが三冠を獲ったら、また違う形の最強タッグ開幕になると思うんで。新時代と言われてる全日本プロレスの中で何かまた違うスパイスになるんじゃないかなというワクワク感がありますね。ぜひ三冠を獲ってもらいたいですね」

――優勝すれば年明けの世界タッグ挑戦も決定的だが?

▼宮原「そこで僕とスミス選手が世界タッグを獲るのは間違いないでしょうね。そこで三冠をかけてスミスvs宮原でやって、僕が勝って新時代を迎え撃つ。僕の中でどうなっていくのか想像できないストーリーができつつあるんでね。これはスミスに頑張ってもらわないと。宮原健斗にもかかわってくるんで」

――年明け早々5冠返り咲きが見えてくるが?

▼宮原「ちょっと宮原健斗らしくないけど、デイビーボーイ・スミスJrに便乗させてもらおうと思ってますよ。そうすれば来年のしょっぱなからズトーンといけると思うんですよね。そのためにも4日の三冠戦、彼は全日本プロレスのナンバー1外国人になる気持ちが凄くあるんですよね。その気持ちをぜひ日本のプロレスファンにみせてほしいですね。そういう証があれば注目度も変わりますから。僕もワクワクしてますよ」

――スミス選手が三冠王者になったら年明けに挑戦すると?

▼宮原「その準備はしとかなきゃいけないですね。まずは4日ですね。青柳選手もピープルズチャンピオンですからね。応援してるファンがいっぱいいるから、どうかなるか読めないけど、スミス選手にチャンピオンになってもらいたいというのが僕の気持ちですね」