成田凌&千葉雄大&大谷亮平が『スマホを落としただけなのに』最終章の初日舞台挨拶でクォン・ウンビに日本でのリラックス方法を伝授!

映画『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』(公開中)の初日舞台挨拶が11月1日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、成田凌、クォン・ウンビ、千葉雄大、大谷亮平、中田秀夫監督が登壇した。


【写真を見る】シリーズ3作全てに出演した成田凌と千葉雄大は息ぴったりのトークを展開
志駕晃のミステリー小説を原作に、中田監督が映画化した「スマホを落としただけなのに」のシリーズ第3弾にして最終章となる本作では日本と韓国を舞台に、スマホを持つ全ての者をターゲットにしたハッキング事件の行方を描いている。前2作に続き、成田が連続殺人鬼の浦野善治を、千葉が刑事の加賀谷学を演じ、元「IZ*ONE」メンバーのK-POPアーティスト、クォン・ウンビが映画初出演でヒロインのスミン役を務めている。


サプライズ演出にタジタジの成田凌
上映後に行われた舞台挨拶では、観客が成田演じる浦野のお面をつけてキャスト陣をお出迎え。サプライズ演出だったこともあり、成田は冒頭の挨拶で甘噛みをしてしまう。苦笑いを浮かべた成田は、「いや、これ(お面)にやられちゃって…」とペースを乱されたのはお面のせいだと言わんばかりに会場を指差しながらも、「そのお面、帰りに絶対落とさないでくださいね」としっかりお願いするのも忘れなかった。「怖いですね」と場内を見渡したウンビだったが、「たくさんあると、だんだんかわいく見えてきました」と笑顔を見せると、すかさず成田が「本当に?」と反応するなど、息のあったやりとりでイベントを和ませた。


刑事の加賀谷学役の千葉雄大
映画デビュー作でありながら、日本語のセリフにも挑戦したウンビについて、本作では全編韓国語で浦野を仲間に引き入れるキム・ガンフン役を演じている大谷が「これが本当にデビュー作なのかってくらい堂々としていた」と絶賛。ウンビと大谷は共演シーン、さらには普段の会話も韓国語だったため、大谷がウンビの日本語を聞いたのは試写が初めてだったそう。「セリフはすべて(きちんと)わかったし、デビュー作で外国語。よくこなしたなと思います。立派です」との大谷のコメントにウンビは「ありがとうございます!」と弾ける笑顔で喜びを表現していた。


元「IZ*ONE」メンバーのK-POPアーティスト、クォン・ウンビは本作で映画デビュー
ウンビについて成田は「本当は僕が現場で引っ張らなきゃいけないけれど、引っ張っていただきました」と感謝。「ウンビさんは現場の太陽でした」と振り返った成田が「ウンビさんが『やるよ!』っていうと、(みんなが集まって)巻きます」と撮影中のウンビの頼もしさに触れると、ウンビは「やるよ!」と日本語でその様子を再現。ウンビのかわいらしい仕草に会場からは「かわいい!」の声が漏れ聞こえ、中田監督も目を細めていた。


本作でのセリフはすべて韓国語だった大谷亮平
舞台挨拶のために来日したウンビは精力的にプロモーション活動を行い、たくさんのテレビ番組に出演したという。イベントではそんなウンビのために日本でのリラックス方法をプレゼンするというコーナーも。韓国をよく知る大谷は「韓国ではあまり湯船にゆっくり浸からないから、温泉に行きたいという人が多い」と前置きし、温泉に行き、コーヒー牛乳を飲むというコースを提案。千葉が「僕は野菜を刻むとリラックスできるので、みじん切りをおすすめします」と笑顔を見せると、ウンビは「やばいね」とちょっぴり心配顔に。みじん切りは千葉が好むリラックス方法だったため、ウンビのために焼き鳥を食べることを提案すると「焼き鳥、大好き!」とぴょんぴょん飛び跳ねたウンビ。すると成田は「ウンビは焼き鳥じゃない、すき焼きが好きだから、すき焼きを食べて!」とおすすめ。「すき焼き大好き!」と食べ物の話で終始笑顔を見せていた。


3作すべてを監督した中田秀夫
最後の挨拶で成田は「最終章の初日を迎えることができたのは、関わってくれたスタッフ、キャストのおかげ」と感謝。続けて「すごくうれしく思いますし、浦野をいろんな意味で永遠のものにしてくれたので…」としみじみ。「永遠のものをくれた皆様に感謝しています。スマホもいいけれど、クチコミも大切にしたいと思っているので大切な人に、(映画を)伝えてください!」と呼びかけ、大きな拍手に包まれながら、深々とお辞儀をしてイベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ