フェルスタッペン、今季6基目のホンダエンジンを投入し、日曜日の決勝レースで5グリッド降格……ペレスはシャシーを交換

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1サンパウロGPで今季6基目となるエンジン(ICE)を投入。決勝レースで5グリッド降格ペナルティを受けることになった。

 フェルスタッペンはメキシコシティGPの初日にパワーユニット(PU)の問題が相次いだ。このトラブルは、エンジンのエア漏れだったと言われている。そのためレッドブルは、ペナルティを受けることなく使える別のエンジンを使った。

 しかしそのエンジンは、すでに走行距離が嵩み、フリー走行用として残されていたものであった。そのため出力も新品に比べると低下しており、それが決勝でのパフォーマンス不足に繋がったという指摘もある。

 レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコによれば、馬力の低下よりストレートで3〜8km/h失っていたという。

 これを受けてレッドブルは、今回のサンパウロGPで、新品のエンジンを投入。これは年間6基目となるため、決勝レースで5グリッド降格のペナルティを受ける。ただこのペナルティが適用されるのはあくまで決勝レースだけであるため、F1スプリントはスプリント予選の順位通りのグリッドからスタートできることになる。

 またフェルスタッペンは、今季8基目となるエキゾーストシステムも合わせて投入している。このエキゾーストが年間で使用が許されている上限の数に達したものの、ペナルティ対象にはならない。

 なおフェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスは、今回のサンパウロGPでシャシーを交換したことが分かっている。このシャシーは新品ではなく、以前使われたものに”戻した”ということのようだ。