バーガーキングは11月1日から期間限定で新商品「KYOTOワッパー」を販売している。

KYOTOワッパー」は、京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」とのコラボ商品で、バーガーキング自慢の直火焼き100%ビーフパティと特製ライスパティを融合。だし醤油と和のスパイスを使用した特製和風しょうがソースがアクセントになっている。

 バーガーキングは、ビーフとライスの組み合わせに「世界が驚く日米バーガー」と鼻息が荒いが、ハンバーガー好きがどうにも気になってしまうのは、バンズとライスの相性だ。SNS上では「基本的にパンとご飯の組み合わせはナシ」「この場合、コメいる?」「どう考えてもライスが邪魔。ベーコンかチーズ入れとけよ」などと、特製ライスパティに否定的な意見も少なくない。

 ライスを使用したハンバーガーといえば、1987年12月にモスバーガーが発売した「ライスバーガー」を思い出す人も多いのではないか。2005年にはマクドナルドからも「ごはんバーガー」の名前で夜間帯限定で販売され人気になった。もっとも、これらはバンズの代わりにライスを使用しており、今回のようにバンズでライスを挟むという発想はなかった。

 そもそも炭水化物×炭水化物の組み合わせは、それでなくとも糖質過多になりがちで、敬遠する人は少なくない。八代目儀兵衛はこだわりの米をミシュラン星付きレストランに卸す老舗。最初から米ありきで始まったコラボ企画といっていいだろう。

 単品価格990円、セット価格1290円は、他のハンバーガーと比べて割高感があるのも事実。ライスをチーズやベーコンに代えることで、あと100~200円価格を下げることができたら、多くの客はそちらを選ぶかもしれない。

 ビーフとライスの組み合わせは大正解だが、そこに加わるバンズが、果たしてどこまでマッチするか…。気になる方は、一度自身の舌で確認してみてはいかがだろうか。

ケン高田

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