タレントの小嶋陽菜が10月28日夜、東京・渋谷で男に抱きつかれ押し倒される事件が発生。小嶋にけがはなかった。

 事件は東京・渋谷駅前の「SHIBUYA TSUTAYA」で行われた小嶋の写真集発売イベントの終了後に起き、事務所スタッフが「小嶋さんが男に抱きつかれて倒された」と110番通報。男はその場で警備員らに取り押さえられ、駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。

 小嶋の関係者は8月ごろに「過激なファンがいる」「日本語が通じなくて会話ができない」などと警察に相談していたそうで、警視庁は、相談を受けていた過激なファンと、今回逮捕された男は同一人物とみて調べているという。

「芸能人がファンに襲われるという事件は昔からあります。1983年3月、人気絶頂の松田聖子が沖縄でのコンサート中、ステージに上がってきた男に鉄パイプで殴られる事件が起きました。94年12月には、日本テレビに送られてきた安達祐実宛の封筒が爆発。開封したマネージャーが左手親指を失うケガを負い、どちらも世間に大きな衝撃を与えました」(芸能記者)

 最近では大手芸能事務所がファンからの差し入れルールを厳格化している。

「LDHはファンレター、プレゼントの受け取りを11月から辞退することを決めています。吉本興業は受け取り不可のプレゼント(賞味期限が2週間を切った食品・飲料、使用済み・手作りのもの、現金・金券など)を明確化したうえで、ファンレター、プレゼントは指定場所に郵送してもらい、スタッフが確認後、タレント本人に渡すようにしています」(同)

 今も昔も有名タレントにはリスクがつきまとうということか。

鈴木十朗

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