ヒロミ (C)週刊実話Web

民放各局で10月からスタートした新番組で、ベテラン芸人たちが大活躍している。

中でも、新番組を2つも獲得したのが東野幸治とヒロミだ。

東野とヒロミは、10月21日から放送がスタートした『THE MC3』(TBS系)でともにMCを担当。さらに、東野は『この世界は1ダフル』(フジテレビ系)、ヒロミは『ザ・共通テン!』(フジテレビ系)と、それぞれ新番組でMCに就任した。

【関連】『とんねるず』テレビ業界から声がかからない裏事情「番組を作りたいスタッフがほとんどいない」 など

なぜ、数多の芸人がいるにもかかわらず、ベテランばかり新番組を任されているのか?

裏事情を、キー局の編成担当が明かしてくれた。

「各局でCMの売り上げが落ち、バラエティー番組の予算縮小が行われている。その結果、凝った演出を行うより、トークやVTRを見るだけの企画ばかり通るようになった。そうなると、どんな番組にも対応できるベテラン芸人にMCを任せたい。東野さんとヒロミさんは、対応力の高さを買われたのでしょう」

確かに、『THE MC3』はトークが中心。『この世界は1ダフル』は、実話をもとにした再現VTRや既存のスポーツ映像を再編集したVTRをMCとゲストが見るだけの構成。『ザ・共通テン!』も、共通点を持つ4人の女性芸能人のある1日を追うだけのお手軽な企画がメインだ。

どれも予算がかかっていないのが、視聴者にも分かるような安直な仕上がりになっている。

松本人志の代わりにはなれない?

引っ張りだこのベテラン芸人だが、数年前からバラエティー番組に本格復帰したヒロミは、実は番組制作スタッフからあまりいい印象を持たれていないようだ。

かつて、生意気な言動で一世を風靡したヒロミ。その時は、一部のスタッフや大物タレントから嫌われ、一時的に芸能界を干されていたと噂が立ったが、今回は少し事情が違うようだ。

「ヒロミさんは無難にMCをこなしすぎで、番組スタッフからは『もう少し頑張ってほしい』という声が多い。再ブレークしてから気のいいおじさんキャラを貫き、何か困ると妻である松本伊代さんのエピソードばかり話す。好感度は高いので、休業中の松本人志さんの代替になれると期待されていたが、お笑いのスキルがなく、評価が非常に低くなっている。新番組でも相変わらずのワンパターンで、このままだとまた仕事がなくなりそうだと噂されています」(民放関係者)

昔は生意気すぎて仕事をなくし、今はいい人すぎて人気がなくなりそうなヒロミ。何事もさじ加減が重要ということか。