「この価格でこのウマさはすごい」マニアが薦める“今絶対に食べてほしい”カップ麺ランキングベスト3【1位は懐かしさがヤバい!待望の一杯】の画像一覧
インスタントラーメンハンターの大和イチロウです。私はインスタントラーメンを36年間、365日食べ続け、今までに計25000食を味わってきたマニアであり、最近では「中の人」としてもカップ麺や袋麺を監修する日々を過ごしております。
秋になりインスタントラーメンのリリースラッシュを迎えました。マニアとしては一番ワクワクする時期でもあります。来年は昭和100年となり、インスタントラーメンが伸び盛りだった昭和時代を振り返る商品も出てきております。さてそんな中、この秋にぜひ食べてもらいたいマニアとしてオススメの3選をお届けしたいと思います。ぜひご参考にしてください。
第3位 ファミマル 中華そば処 琴平荘 中華そば(ファミリーマート)
ファミリーマート
「ファミマル 中華そば処 琴平荘 中華そば」
¥298(税別)390kcal
「中華そば処 琴平荘」は山形県は鶴岡にある旅館が兼業でラーメン屋をやっている超異色のお店です。決して訪れやすい立地にはないラーメン屋&旅館ですが、大行列が絶えない超人気店です。これまでにも何回か限定でカップ麺化されてはいたのですが、毎回話題になるほどファンの多いカップ麺です。
今年に入りさらに値上げラッシュが続く食品業界ですが、前回リリースされた琴平荘のカップ麺から麺は増量したものの、チャーシュー具材が減ったというバーター状態となっています。それでも300円の壁(税別)はなんとかキープしているところに企業努力の後が伺えます。
鶏ガラをメインにした口当たり良いベースに、焼きあごや節系など魚介系の出汁感をしっかりと効かせたリッチなスープに仕上がっています。表面に浮かぶ鶏油(チーユ)がコクを引き出しており、全体的に上品かつまとまった印象があります。
中太ノンフライめんはプリっとした食感が歯切れよく、芳醇なスープとの調和が取れた相性抜群の麺です。個人的にですが、製造元の東洋水産は正麺系の強い弾力ある麺を得意としていますが、それに比べるともう少しソフトな印象があります。優しい醤油スープとの相性はこちらの方が好印象です。
「ファミマル 中華そば処 琴平荘 中華そば」の評価
【計18/25点】
麺・・・・・・・★★★★☆
具・・・・・・・★★★☆☆
スープ・・・・・★★★★☆
作りやすさ・・・★★★☆☆
コスパ・・・・・★★★★☆
【総評】
中の人的には高価格帯の材料を使っているので、この価格帯で食べ応え含めてまとめたのは感心しました。カップ麺業界は「〜銭」というコストとの戦いだけに製作陣には拍手を送りたいです。
(広告の後にも続きます)
第2位 カップヌードル スパイス香るクリーミーグリーンカレー(日清食品)
日清食品
「カップヌードル スパイス香るクリーミーグリーンカレー」
¥236(税別)400kcal
1971年に誕生した世界初のカップ麺「カップヌードル」ですが、2021年には発売50周年を迎え、世界100ヵ国で世界累計販売食数500億食を突破し、今やグローバルブランドとして世界の日常として食を支えています。そんな中でも「世界のカップヌードル」シリーズが今、めちゃくちゃうまいと評判なんです。
このシリーズで一番売れているのが「トムヤムクン味」ですね。日清食品は世界で展開するにあたり、現地に合わせた味で製作販売する「グローバリゼーション」という戦略をとっています。それを日本に逆輸入するカタチがこの世界のカップヌードルシリーズです。
ココナッツミルクをしっかりと効かせた甘くてクリーミーでスイートバジルの爽快感とグリーンカレーの特徴をしっかりと織り込んだスープとなっています。そこそこの辛さは維持しつつも、ココナッツミルクの甘さがスパイスとの調和をとって、心地よい辛さを演出してくれます。
麺はみなさんご存知のあのカップヌードルの平打ち麺です。なぜだか、この麺をすすると安心するのは私だけでしょうか。タイ料理の定番であるグリーンカレーがしっかりと絡んでとても美味しいです。最近では現地のグリーンカレーラーメンも見かけることも多いですが、日本人に合わせたチューンナップで本格的ながらすごく食べやすいです。
「カップヌードル スパイス香るクリーミーグリーンカレー」の評価
【計19/25点】
麺・・・・・・・★★★☆☆
具・・・・・・・★★★☆☆
スープ・・・・・★★★★★
作りやすさ・・・★★★★☆
コスパ・・・・・★★★★☆
【総評】
エスニックテイストは実はちょっと苦手なんですが、これはすごく食べやすく現地のものと比べ甘さも控えめでとても美味しかったです。これはリピートしたいですね!