ルヴァンカップの決勝が11月2日に国立競技場で行なわれ、名古屋グランパスとアルビレックス新潟が対戦。3-3で突入したPK戦を名古屋が5-4で制し、2021シーズン以来3年ぶり2度目の優勝を果たした。
立ち上がりから球際で激しくぶつかり合う攻防戦に。8分には速攻から新潟がファーストシュート。流れるようなパス回しから、谷口海斗が放ったショットはGKの正面に飛び、キャッチされる。12分、味方の横パスに反応した小野裕二のペナルティエリア中央手前からのダイレクトシュートは、GKランゲラックの好セーブに阻まれる。
新潟が連動した華麗な繋ぎから猛攻を仕掛け、何度もチャンスを創出。14分の宮本英治の巻いたシュートは枠を捉えられず、好機を活かせない。
徐々に攻勢を強めた名古屋が31分に先制。新潟の自陣でのビルドアップで、GK阿部航斗のパスミスを狙った永井謙佑がダイレクトの右足でゴール左に流し込み、ついに先手を取る。
さらに42分には、椎橋慧也、稲垣祥、和泉竜司と繋ぎ、見事なパスワークから最後は永井が冷静に右足で決めて追加点を奪う。名古屋が前半に2点をリードする。
後半開始早々、新潟に決定機。46分、右サイドからの小野のクロスに合わせたファーサイドでフリーとなっていた秋山裕紀のボレーは、GKランゲラックに阻まれる。
【動画】完璧な崩し! 稲垣→和泉→永井がフィニッシュ!
その後も新潟が自陣から丁寧にビルドアップしてペースを握る。57分には、右サイドへの展開から、太田修介の頭での落としに藤原奏哉がボックス手前で反応。右足のシュートはミートせず、枠を外れる。
シンプルなクロスを何度も供給し、相手ゴールを強襲すると、71分に1点を返す。ダニーロ・ゴメスが右サイドから仕掛けてインスイングのボールを上げると、走り込んだ谷口がヘディングで合わせてネットを揺らす。
終盤、名古屋が引いて守備ブロックを固めるなか、新潟が波状攻撃。そして、終了間際に仕掛けた小見洋太がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。これを自らキッカーを務めた小見が右足でゴール右に決めて土壇場で同点に追いつく。
そして突入した延長の前半、93分、名古屋が勝ち越し弾。左サイドからのクロスがゴール前で混戦となったこぼれ球に反応した中山克広が右足を振り抜く。これが相手に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。
それでも新潟は後半の111分、長倉幹樹のスルーパスに抜け出した小見が左足でゴールに流し込み、またしても同点に追いつく。
そして迎えたPK戦を制した名古屋が、Jリーグ60クラブの頂点に立った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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