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昨年公開の映画『ゴジラ-1.0』が11月1日、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で地上波初放送となった。
初代『ゴジラ』と同じ11月3日に公開された同作は、『ゴジラ』公開70周年を記念した作品。そのCG技術が高く評価され、邦画としては初のアカデミー視覚効果賞を受賞するなど、主にアメリカで大ヒットを遂げた。
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一方、国内での評価は、高くはあるもののアメリカほどではない。
主な要因になっているのが、作品内における“人間ドラマ”だ。
「同作でゴジラが登場するのはわずかで、人間たちの葛藤やいかにゴジラを倒すかに時間が多く割かれている。怪獣映画というよりはヒューマンドラマのおまけにゴジラが出る程度。薄暗い照明、やたらと多い食事シーン、ボソボソと会話している中で突然大声を張り上げる演出、舞台のような佐々木蔵之介の過剰演技と、邦画の悪いところを詰め込んだようでした。ゴジラの見せ場なんて、銀座の蹂躙シーンくらいです」(映画ライター)
これは公開当時も問題視されていた部分だが、地上波でより多くが視聴したことで議論が沸騰。そして、それに伴って“あるアイドル”の過去の発言に注目が集まった。
「怪獣映画に人間ドラマとか求めてなくて」
そのアイドルとは、ハロー!プロジェクトに属する『つばきファクトリー』のメンバー・福田真琳だ。
「福田はアイドル界きっての怪獣好きで知られ、ブログでは《とくに、ゴジラやキングコングの映画が好きです》とゴジラ好きを明言。《すべて素晴らしい作品ばかりなんですが》と前置きしながら、《その中でも私はゴジラキング・オブ・モンスターズとキングコング髑髏島の巨神が好きです》と、本家よりもダイナミックなハリウッド版ゴジラを評価しています」(アイドルライター)
このブログが投稿されたのは、彼女が高校生だった2021年のことだが、『ゴジラ-1.0』がアカデミー賞を受賞した後の今年6月にも、ラジオ番組で忖度ない発言をしている。
「福田は『60TRY部』(ラジオ日本)で、『叩かれちゃうかもしれないけど』と前置きした上で、『怪獣映画に人間ドラマとか求めてなくて』とバッサリ。『たまに人間の感動的なのを中心とした怪獣映画とかあるんですよ、怪獣に立ち向かうまでのやりとりとか。ちょっとそれは私は求めてなくて。壊してほしい街を』とド直球な発言をしたのです。名指しこそしませんでしたが、これは『ゴジラ-1.0』への苦言ではないかと、当時ファンをザワつかせました」(同)
『ゴジラ-1.0』の地上波初放送により、福田のこの発言が再び話題になり、
《面白い意見だし個人的には福田への好感度が上がる発言だった ただアイドルとしては攻めた発言ではあるな》
《こいつは見る目あるな》
《お前らマイゴジ見てないだろ まりんがいかに正しいか確認しろ》
などと称賛されている。
11月4日からは、BS松竹にて、平成ゴジラシリーズが一挙放送される。
“怪獣プロレス映画”と評されるだけに、福田もこのシリーズなら満足するだろうか。