『ジャイアント・シリーズ2024』美幌町サニーセンター(2024年11月2日)
○デイビーボーイ・スミスJr.&宮原健斗vs佐藤光留&青柳優馬×
三冠王者・青柳が美幌の地で29歳の誕生日を迎えたものの最終前哨戦でスミスに敗北を喫した。
2年連続で三冠王者として北海道ツアーに臨んだ青柳。最終戦の11・4札幌大会におけるスミスとのV3戦が2日後と迫った中、この日、最後の前哨戦で激突した。
入場時、少年ファンから誕生日プレゼントを贈られた青柳は先発で飛び出すと、スミスにショルダータックルでなぎ倒されても、すぐさまドロップキックで反撃。スミスと宮原の集中砲火を浴びて劣勢となっても、ミサイルキックを放ち、光留のランニングローキック、青柳のダイビングエルボードロップと連続攻撃からロックスターバスターを決めた。
だが、スミスもTHE FOOLは決めさせない。高速ブレーンバスターで青柳を投げると、宮原もブラックアウトで援護射撃。回転足折り固めで丸め込んで粘る青柳をラリアットでねじ伏せると、サイトースープレックス、ブルドッグボムとたたみかけて3カウントを奪った。
三冠最終前哨戦はスミスが直接勝利。青柳は29歳の誕生日に屈辱的な敗戦に終わった。しかも試合後のリング上ではスミスにバースデーソングを歌われ、最後は「トゥ・ユー」ではなく「ユー・ルーザー」と替え歌されてしまった。「29の誕生日で、今年で最後の20代なのに、デイビーボーイ・スミスJr.にバースデー、誕生日ソング歌われにゃならんのですか。もう最悪」と悔しさを爆発させた青柳は「いいか、青柳優馬がバカみてえな試合して、バカみてえに盛り上げてやるからな。デイビーボーイ・スミス、お前も一緒にバカになろうぜ」と“バカの時代”ワールドに引き込む構えをみせた。この日の屈辱は2日後の三冠戦で晴らすしかない。
【試合後の青柳&光留】
▼青柳「俺の誕生日なのに、29の誕生日で、今年で最後の20代なのに、デイビーボーイ・スミスJr.にバースデー、誕生日ソング歌われにゃならんのですか。もう最悪。どう考えてもあっちの方がバカですよね」
▼光留「みただろ。どう考えてもバカの時代、バカのウイルスが全日本プロレスに蔓延してるんだ。最後のあのハッピーバースデーの曲を聞いたろ? あれはバカの歌声だ。誰が聞いてもあいつらバカのウイルスに侵されてる。三冠戦はバカの時代だぜ」
▼青柳「そうだ、このヤロー。いいか、青柳優馬がバカみてえな試合して、バカみてえに盛り上げてやるからな。デイビーボーイ・スミス、お前も一緒にバカになろうぜ」
▼光留「札幌の客、バカでバカ騒ぎする準備はできてるか?」
▼青柳「バカ騒ぎだ!」