リンドーアが健闘も、大谷翔平の受賞に「疑いの余地がない」 両リーグのMVPは「ここ数年で最も明白」と米メディア見解

 日本の偉才をMVPに推す声が根強い。

 現地11月2日、米スポーツサイト『Bleacher Report』は、「2024年のMVP:ワールドシリーズでドジャースがヤンキースを撃破した後のレースを予想」との見出しを打ち、あらためて両リーグの今季MVPを予想。ナ・リーグはロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平、ア・リーグはニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが最有力に挙げられている。

 打者専念の今季も日本人スターが快進撃を見せたのは周知の通りだ。レギュラーシーズン162試合中159試合に出場すると、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036という圧巻のハイアベレージをマーク。前人未到の「50(本塁打)-50(盗塁)」を達成し、2年連続の本塁打王、さらに自身初の打点王など数多くの偉業を成し遂げた。

 そんな大谷のパフォーマンスを踏まえ、「ナ・リーグMVPを獲得するのに十分だろうか?」と問いかけた同サイトは、「表面的な答えは簡単だ。しかしよく見てみると、指名打者(DH)専任の選手がMVPに輝いたことはなく、投票者がこの歴史を保とうとすれば、受賞の扉がニューヨーク・メッツのフランシスコ・リンドーアに開くかもしれない」と指摘している。
【動画】歴史的シーズンを過ごした“大谷翔平2024年ハイライト”!
  そのうえで、「シーズン終盤にリンドーアがMVPレースに疑問を投げかけたが、それでもオオタニとジャッジのMVPに疑いの余地はないだろう」と見解を披露。「彼らがここ数年で最も明白な勝者だ。DHというポジションへの批判には、もう二度と見られないかもしれない歴史的なシーズンで応えた。彼の立場は、さらに強固なものとなっている」と称賛した。

 今季もさまざまな意見が飛び交うMVP論争だが、はたして誰が受賞者に選ばれるのだろうか。MVP発表は、現地21日に予定されている。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「大谷翔平との相性が良い…」ドジャースが34歳捕手バーンズと契約延長にファン賛否「控えで5億円⁉」「若手にチャンスを」
【記事】ヤンキースはソトと“超大型契約”の可能性!「6億2200万ドル(約917億円)の契約を結び、ジャッジとのコンビを今後何年もNYに残すだろう」と米報道
 
【記事】「WS制覇は無理だと思ったが…」米メディアの評価覆す働きぶり。主力離脱が続出したドジャース先発陣の救世主が残留熱望「LAを愛している。絶対に離れたくない」