・売店〜路上寝込み
1階に戻り、入口付近にある売店「SHOP 672」に入ってみる。
この売店、なんとお土産が売られていた!
お弁当類も豊富だ。おにぎり類はジューシー、ポークたまごおにぎり、ハンバーグおにぎりなんていうのも置いてある。
なんと、石垣島を代表するB級グルメの「オニササ」も販売されていた。以前の記事で紹介したように、オニササとはおにぎりとササミフライをビニールに入れ、お好みの調味料を投入して食べるもの。
そのササミフライ以外にも揚げ物類が充実しているので、他の具材でもおにぎりとギュッとできる。石垣島ならではの品揃えと言っていいだろう。
さて、店内を一通り見渡して次に行こうとしたところ、あるものに目が留まる。それは……
八重山限定 あんがまフェイスマスク
金額は税込1100円。「あんがまになれちゃう」というフレーズが何かジワってきてしまい、つい購入してしまった。
そのまま売店から、隣にある「いしがき市民食堂」に入ってみる。
まだ開店前だったが、今回特別にお邪魔させてもらった。中は庁舎のデザインに合わせた木目調で、食堂というよりカフェに近い内装。
メニューは八重山そばを中心に、とんかつ、アジフライの定食類とカレーメニューというラインナップ。
毎月第1、3土曜日の11:00〜14:00限定で、18歳以下の子どもたちが無料で食事ができる「みらいチケット」という取り組みも行われている。
食堂を出ると、エレベーター横に「工芸品展示コーナー」がある。
先ほど、マスクで売られていた「あんがま」も展示されていた。
その向かいには、デカデカと「八重山警察署」と書かれているホワイトボードがあり、「危険!」とか「危ない!」の文字が写真の横に貼られている。
これはいったいなんだろう? その横に展示されていたのは……
路上寝込みの写真!
そう、石垣島で酔っ払いが路上で寝込んでしまうケースが多発しているのは、全国的にも有名な話。ラジオでも昨日の路上寝込み件数が発表されるほど、深刻な問題になっている。
かくいう私も、この取材の3日前に飲みに行って地元のお客さんと仲良くなり、つい盛り上がってしまった結果、歩道でグッタリしていたという失態を犯している。
路上寝込みは犯罪に巻き込まれる可能性があるほか、ヘタしたら命に関わることもあるので、自戒の念も込めて十分注意していただきたい。
──そんなわけで、琉球アートと現代が融合した素晴らしい庁舎『石垣市役所』。もし石垣島に観光に来るようなら、ぜひとも一度足を運んでみてほしい。
日本最南端の市役所……
1度でいいから、見に来てくれよな!