『クラウン・ジュエル』が現地時間2日、サウジアラビアで行われ、セス“フリーキン”ロリンズがブロンソン・リードとの遺恨対決を制した。
リードの暴挙によって欠場に追い込まれたロリンズは10・5『バッド・ブラッド』で復帰。この日の一騎打ちが決まると、駐車場での大乱闘を展開し、リードがテーブル葬にした。
迎えた両者の遺恨対決。後入場のリードにロリンズが突っかかると、両者は花道での激しい殴り合いを展開。リードがデスバレーを狙うと、阻止したロリンズはパンチ連打を浴びせ、トペスイシーダで突っ込んだ。
ロリンズファンの雄たけびがとどろく中、かき消すようにリードはボディスラムでイスの上に投げつける。さらに鉄階段に叩きつけてからリングに戻すと、開始のゴングが鳴った。リードはラリアットでロリンズをねじ伏せ、早くもツナミを発射した。
2発目を自爆させたロリンズはカーブストンプを決めたが、リードも2カウントでキックアウト。ならばとロリンズはペディグリーを仕掛けたが、リバースされるとヒップドロップを被弾。ボディスラム狙いも全体重で押し潰されたが、パワーボムはDDTで切り返した。
すかさずロリンズがラリアット、フライングラリアット、ダイビングラリアットの波状攻撃に出ると、フロッグスプラッシュを発射した。1カウントで返したリードはボディアタック、シットダウンパワーボムで逆転。デスバレーボム、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターと大技攻勢に出た。
ピンチを迎えたロリンズだったが、ツナミをことごとく不発に終わらせて場外に退避。追いかけたリードが鉄階段攻撃を狙ってもかいくぐり、カーブストンプでリードの顔面を鉄階段に激突させた。リングに戻ってもカーブストンプを見舞ったが、それでもリードは沈まない。ならばとロリンズはコーナー最上段からのダイブ式カーブストンプでダメ押し。タフなのリードもさすがに返せず3カウントが入った。
ロリンズが大苦戦の末にリードを撃破。負傷欠場に追い込まれた借りをキッチリ返した。試合後、頭部から出血したリードは立ち上がると、花道を下がるロリンズをにらみつけた。
クラウン・ジュエルの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。