「えっ、なぜ?」開幕4試合で失点10と悲惨。W杯アジア最終予選で「やらかしているチーム」は? 

 北中米ワールドカップのアジア最終予選、日本、イラン、韓国など有力国がコンスタントに勝点を積み上げる中、「やらかしている」(識者の河治良幸氏)のがグループAのカタールだ。

 今年のアジアカップ優勝国が「えっ、なぜ?」という感じで現在グループAで4位。イランと首位争いをすると予想されてのこの順位なので、「どうした、カタール」となっても不思議はない。

 今予選を振り返ってみると、カタールは1節にUAEとのホームゲームをいきなり1-3で落とすと、続く北朝鮮戦(アウェー)で2-2とドロー。3節のキルギス戦で3-1と勝利したものの、4節のイランで1-4と大敗を喫した。

 とにかく守備が不安定で、開幕4試合で10失点と悲惨な状況だ。河治氏も「前線にアリ、アフィフと強力なタレントがいるので攻撃はどうにかなりそうですが、後ろの整備は急務」と言っている。
 
 カタールの上には、1位・イラン(勝点10/3勝1分)、2位・ウズベキスタン(勝点10/3勝1分)、3位・UAE(勝点4/1勝1分)と難敵が揃う。イランはエースのアズムンなど攻守に好選手を揃えていて、ウズベキスタンも組織的に優れていて、大崩れする気配がない。この両チームほどの力はないが、UAEも決して簡単な相手ではない(実際、カタールはホームで敗れている)。

 カタールにとって11月の2試合はかなり重要。2位以内を狙うには14日のウズベキスタン戦での勝利が必須だろう。ここで勢いに乗って、19日のUAE戦(アウェー)に臨みたい。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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