共犯として従えた小西被告のことは「舎弟」扱い
違いといえば、江別の事件は発覚から2日で容疑者逮捕にこぎつけているが、旭川は事件後2ヶ月近く経ってようやく強制捜査に着手している点が大きく異なる。
内田被告は事件後も旭川のナイトライフを満喫していて、4月下旬に女子高生を恐喝していた容疑がかけられた際には、自宅に警察が来たことをインスタのストーリーにあげていたと文春オンラインが報じていた。
自身の逮捕ですらネタにする強心臓の持ち主とも言え、共犯として従えた小西被告のことは「舎弟」扱いしていたことも知られている。
一方の川村容疑者は10月28日午後、『事件に関わっている』と2人の少年とともに出頭している。友人であり被害者の交際相手でもある八木原亜麻容疑者(20)が26日夕方に自ら警察に通報したことからも、事件を起こしてしまったことに慌てているという印象を受ける。
キャラの陰陽、交友関係の広さや狭さなど対照的な「リーダー」2人が起こした凶悪な北海道の“リンチ事件”は、関係者のみならず全国に衝撃を与えた。加担した人間がそれぞれどう自覚していようがいまいが、被害者が生き返ることはない。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班