ロウが現地時間4日、サウジアラビアで行われ、フェイタル4WAY戦による次期挑戦者決定戦を制したダミアン・プリーストが世界ヘビー級王者・グンターへの挑戦権を手にした。
前王者のダミアンは先週、世界ヘビー級王座に照準を定めたドミニクとの一騎打ちに敗北。この日、二人にセス“フリーキン”ロリンズ、シェイマスを加えたフェイタル4WAY戦による世界ヘビー級王座次期挑戦者決定戦が行われた。
序盤から逃げ腰のドミニクを除く3人の攻防で幕開け。ダミアンが早くもサウスオブヘブンを仕掛ければ、後方回転で回避したロリンズはシェイマスにフロントハイキックをお見舞い。トペスイシーダ3連発で3人をなで斬りにした。
中盤にはドミニクがロリンズとシェイマスを場外に追いやり、ダミアンにスイングDDT、トラースキック、飛びつきネックブリーカードロップの波状攻撃に出た。ダミアンはラリアット連打、左右のミドルキック連打、ローリングエルボーと打撃ラッシュで逆転。フラットライナーで叩きつけた。
そこへシェイマスが飛び込むとアイリッシュカーフバックブリーカーで3人をなで斬り。ダミアンにダイビングニードロップを投下したが、そこへロリンズがスワンダイブ式スワントーンボムを放った。ダミアンには延髄斬りを見舞ったが、ダミアンもすぐさまローリングラリアットを叩き込んで譲らない。
その後、ロリンズがトラースキックでシェイマスを蹴散らし、ドミニクにペディグリーをさく裂。すかさずカーブストンプの構えに入ったが、ここでブロンソン・リードが乱入してきた。2日前の『クラウン・ジュエル』でロリンズとの一騎打ちに敗れているリードはラリアットでロリンズをねじ伏せると、ダミアンとシェイマスにデスバレーボムからのツナミをお見舞い。ロリンズを実況席に乗せると、バリケードからのツナミを敢行。ロリンズをテーブル葬にすると満足したか去っていった。
すかさずドミニクがシェイマスにフロッグスプラッシュを発射したが、ダミアンがカットして3カウントを入れさせず。コーナーからダイブしたドミニクをキャッチするや、サウスオブヘブンを爆発させて一気にドミニクを仕留めた。
前王者・ダミアンが世界ヘビー級王座挑戦権を獲得。試合後、リングに上がってきた王者・グンターとにらみ合った。8月のサマースラムでグンターに敗れて陥落してから3ヵ月。ダミアンが返り咲きのチャンスをつかんだ。
今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。
