『STAR NAVIGATION 2024』後楽園ホール(2024年11月6日)
○谷口周平&Eita&近藤修司vsYO-HEY&タダスケ&HAYATA×
条件付きでのGHCジュニアタッグ王座挑戦を控える谷口が、挑戦直前で“マイバッハ化”。煮え湯を飲まされてきたHAYATAを問答無用にKOし、ジュニアタッグ王座戦線は直前で急展開を迎えた。
Eitaにそそのかされ、キャリア初のジュニアタッグ王座挑戦を目指して減量を続けてきた谷口。11・9大阪大会で100kg未満を達成できればGHCジュニアタッグ王座戦「(王者)HAYATA&YO-HEYvs谷口&Eita(挑戦者)」が成立する。
とはいえ、これまでの前哨戦は散々な日々…。現時点で体重は102キロで、減量がうまくいかずにEitaに叱られ続けた。さらにはHAYATAのスクールボーイで相次いで3カウントも奪われ「スクールボーイ恐怖症」に陥ってヘビー級の面目も丸つぶれだった。
最後の前哨戦となったこの日も、巧みにEitaとの誤爆を誘われてHAYATAのスクールボーイで3カウントを献上…かと思われたものの、近藤のカットに救われる。
ならばとHAYATA、YO-HEY、タダスケのRATEL’Sは3人がかりで谷口を袋叩きにしたものの、決死の表情で割り込んだEitaがマイバッハのマスクを谷口に強制装着した。
一瞬でかつての“暴走鉄仮面”と化した谷口は、ラリアットでRATEL’Sをナデ斬りに。HAYATAにスクールボーイを狙われても微動だにせず、首根っこを掴んでチョークスラムをズバリ。最後はマイバッハボムツヴァイでダメ押しし、圧勝となる3カウントを奪った。
完全に覚醒した谷口は、相棒のEitaにすらラリアットをぶっ放して暴走。それでも“してやったり”の笑顔で引き上げたEitaは、バックステージでマイバッハに水をぶっかけてマスクを脱がす。すると谷口は元の“ダメ谷口”に戻ってウロウロと控室へと消えた。
マスクを手にしたEitaは「すごい力だ…このマスク。あとは体重を落とせばタイトルマッチ決まるんだろ? 大阪、楽しみになってきたな」とニヤリ。当日もマイバッハが降臨するのか。そして体重は減量は達成できるのか。大阪ジュニアタッグ王座戦線は直前で思わぬ急展開を迎えた。
【試合後の谷口&Eita】
▼谷口「ああー! ああー! ああー!」
▼Eita「(谷口からマスクを剥がすと)目覚ませ! すごい力だな、このマスク。あとは体重落とせばタイトル決まるんだろ? 大阪、楽しみになってきたな、おい」