2024年冬アニメも出揃い、多くの作品が序盤を終えました。このタイミングで「2024年冬アニメ、最後まで観ると決めたのは?」という読者アンケートを実施します。みなさんのお気に入りの作品はどれでしょうか?
画像はTVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』ビジュアル (C)「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会
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小粒と目されていた冬…そんなことはなかった
前クールまでと比べて、やや小粒かと思われていた2024年冬クールの新作でしたが、蓋を開けてみればやはり面白い作品は多く、『葬送のフリーレン』や『薬屋のひとりごと』といった前クールから続く大作などと同じく楽しんでいる人も多いでしょう。
今回はそんな冬アニメから、当初の予想を超えて意外な面白さを見せている3つの作品をあげていきます。
『勇気爆発バーンブレイバーン』
『勇気爆発バーンブレイバーン』は、人型装甲兵器「ティタノストライド(TS)」が発達した時代を舞台にしたオリジナルのロボットアニメです。TSのパイロットであるイサミ(CV:鈴木崚汰)やルイス(CV:阿座上洋平)、そして人型ロボットであるブレイバーン(CV:鈴村健一)らと謎の敵の戦いが繰り広げられています。
本作は第1話放送まで多くの情報が伏せられていましたが、90年代の「勇者」シリーズのようなタイトル、そして監督が大張正己さんだけに何かサプライズを仕掛けてくるであろうことは多くの人が予想していました。しかしイサミに執着し妙に圧の強いブレイバーンのキャラクター性や、とにかく不憫なイサミの境遇などが多くの人にウケており、今期のダークホースとなっています。
『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』
画像はTVアニメ『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』ビジュアル (C)ほのぼのる500・TOブックス/「最弱テイマー」製作委員会
『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』はなろう発のファンタジー小説を原作とするアニメです。魔物を手懐ける「テイマー」のスキルを持つ少女アイビー(CV:鈴木愛奈)と彼女が友だちになったレアスライムのソラ(CV:田村睦心)とともに冒険の旅が描かれます。
タイトルやこうしたあらすじ、そして「ほのぼのサバイバルファンタジー」という触れ込みからはのほほんとした作品のように思われていましたが、実態はかなり重めです。初回の第1話は特にシリアスさが際立つ映像であったほか、最新の第3話はアイビーが故郷を追われる過去が丹念に描写されました。オープニングを見る限り、アイビーも今後少しは幸せになれるのかなと想像してしまいますが、果たしてどうなるのか……先に気になる作品です。
『ぽんのみち』
画像はTVアニメ『ぽんのみち』ビジュアル (C)IIS-P/ぽんのみち製作委員会
『ぽんのみち』は広島県尾道市に住む十返舎なしこ(CV:前田佳織里)を始め、元雀荘を遊び場とする女子高生たちによる日常ものです。講談社によるオリジナルアニメですが、現在、月刊マンガ雑誌「なかよし」でコミカライズ版が連載されています。
雀荘が舞台なだけに本格的な麻雀ものになるのかな、と筆者などは思っていたのですがこれが思った以上に日常よりの作品でした。もちろん麻雀をする話もあるのですが、第3話はみんなでカレーを作るだけで終わったり、第4話ではネットを通じた対局の描写としてオンライン麻雀の「雀魂」を遊んだりする様子が描かれるという飛び道具も見受けられます。今後、どういう話が出てくるのか楽しみになる1作です。
みなさんのお気に入りの作品は?
上記した3作以外にも、最強クラスのキャラクターが毎回新しく出続けるだけという大胆な物語がユニークな『異修羅』や、即死能力のすごさがもはやギャグに思えてくるほどの『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』、今どき珍しいほど渋い時代劇『明治撃剣-1874-』など面白い作品は目白押しです。みなさんは、2024年冬アニメの序盤を観た段階で、どの作品がお気に入りでしょうか?