夏日を更新し続けた今年の10月だったが、最近は一雨ごとにようやく気温が下がってきて、朝晩の寒暖差が激しい。そんな時期に使いやすいアウターといえば、軽くて暖かく持ち運びやすいユニクロのウルトラライトダウンジャケット。著者も長年愛用しているが、劣化の判断はどうすればいいのか? いつ買い替えればいいのか? そんな疑問をユニクロにぶつけてみた。
4年以上着たダウンは寿命?
写真は、著者が所有している、ユニクロのウルトラライトダウンジャケット。軽くて暖かく、ふだんでのアウター使いはもちろん、たたむとポケットに入る「ポケッタブル仕様」なので季節の変わり目の携帯やハイキング、レジャーに持ち運ぶときにも便利だ。
しかし、かれこれ買ってから4年くらい経つ。
毎年、今年こそはそろそろ買い替えようかなと思いつつ、毎日毎日使用していたわけではなかったし、見た目もダウンが飛び出したり、縫い目部分がほつれたりしていないので、まあ、いいかといまだ使い続けている。
ちなみにシーズンが終わると毎年手洗いで洗濯していたが、それほど型崩れはしていないと思う。
でも前に比べて暖かさや中綿に物足りなさを少し感じているということもあるし、表面の手触りも滑らかさがなくなってきたかも……。
これはやはりそろそろ買い替え時なのかもしれない。
そもそもダウンはどれくらいが寿命なのだろうか? ユニクロのPRに問い合わせてみた。
「ウルトラライトダウンやシームレスダウンついては、明確におすすめの買い替え時期は明言しておりません。ただ、コーティング加工商品の品質担保期間は3年を目安にしております。
一般的に、コーティング加工で使っている樹脂が3年をめどに老化するため、コーティングが徐々に壊れて生地の通気度が上がり、ダウンのふき出しがしやすくなるためです」(ユニクロ PR 以下同)とのことだった。
たしかにタグを見ると、『この商品の生地は樹脂加工品です。新品のまま収納していても、年月の経過と共に、また、空気中の湿度や紫外線、熱や汚れ等により、劣化・剥離する特性が有ります。湿った状態や摩擦で色移りする事がありますのでご注意下さい。』と明記されている。
ちなみにお手入れについては「手洗いが可能ですので、自宅でお気軽にお手入れができます」
とのことだった。
もう一度、自分のダウンを見てみるとたしかに購入時の頃の比べるとコーティング加工が弱くなっているようにも感じられる。
かれこれ買って4年以上経っているし、私のユニクロのダウンはどうやら買い替え時のようだ。
シーズンオフは収納袋に入れたままということもあり、それも劣化を早めたかもしれない。
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高機能アウター「PUFFTECH(パフテック)」が登場
いざ、ダウンを買い替えようと、ユニクロのサイトを見てみると今期は「PUFFTECH(パフテック)」という新しい素材がリリースされたようだ。
PUFFTECHの中には、天然羽毛の構造を化学繊維で模した中綿が入っている。この中綿は2種の繊維で構成されていて、ユニクロ史上最も軽くて暖かいのが特徴だという。
さらに独自構造の粒綿により、羽毛と比較して綿抜けがしにくく、中に着ている洋服に綿が付く心配が少ない。お手入れもダウンに比べて乾くのが速いという嬉しい機能もある。
さっそく店舗に行って、試着してみた。店内が暑かったせいかそこまで暖かさに違いを感じなかったが、軽く、表地のソフトな触り心地にウルトラライトダウンとの違いを感じた。
ジャケットタイプのほかに、パーカータイプやダイヤ状、キルトデザインなど商品ラインナップは豊富だ。