今季にリバプールで出場機会に恵まれていない遠藤航は、11月2日に行なわれたプレミアリーグ前節のブライトン戦で、終盤の77分から途中出場した。
前半に失点したリバプールだが、後半中盤に立て続けのゴールで逆転。5分後にアルネ・スロット監督は遠藤を投入し、チームはそのまま逃げ切りに成功している。
リバプール専門サイト『Anfield Index』は11月8日、「交代要員を『クローザー』として使うスロットの戦略は見事に機能している。70回の交代のうち、リードしている状況での交代は57回。すべてが勝利に終わった。スロットが守備的な選手を使ってリードを堅固なものにしてきた証明だ」と報じた。
同メディアは「クロージングで重要な役割を担っているのが、ジョー・ゴメスやワタル・エンドウといった選手たちだ」と続けている。
「ゴメスは様々なポジションで起用され、静かな『スーパーサブ』として台頭している。ミラン戦やチェルシー戦のような試合でリバプールの最終ラインを安定させた。一方、エンドウは『盾』、リードを守るために終盤で投入される守備的MFだ。彼の貢献は非常に重要で、スロットはアーセナル戦で91分という遅い時間に投入した。逃げ切るための彼の能力に対する信頼を強調している」
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さらに、近年はケガに苦しめられてきたリバプールだけに、スロットの交代策は負荷管理につながっているとも指摘。これまでの24試合で72分以降の失点がないと紹介し、「スロットの試合管理がリバプールをより強力で安定したチームにしていることを示している」と伝えた。
「スロットの交代は、リバプールがコントロールを保つうえで重要な要素だ。SBと守備的MFにフレッシュな選手を計画的に投入することで、スロットはリバプールが終盤でも高いインテンシティーのパフォーマンスを持続できるようにしている」
「スロットの交代策はまさに革命的で、選手の負担管理における先見の明は、パフォーマンスと持続可能性の双方を優先させる長期的な戦略を示している」
結果につながり、指揮官の手腕が絶賛されているとあれば、遠藤は今後も「クローザー」として使われていくのか。今後の起用法が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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