今月8日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、防犯アドバイザーの京師美佳さんを招いて、昨今急増している新手の詐欺について特集。
そのなかでバナナマンの設楽統さんは、実際に警察署から電話がかかってきたエピソードを明かしました。
■新たな詐欺、「警察」名乗る電話にご用心
番組では、新たな詐欺の手口の1つとして、警察を名乗る人物から電話があり「口座の情報が流出しているので、ビデオ通話でマイナカードを見せて」と指示され、それを見せてしまった人の実例を紹介。
ビデオ通話画面のマイナカードの画像を悪用され、無断で自分名義のネットバンク口座を作られてしまい、その後その口座にお金を移すように言われ、お金をだまし取られたといいます。
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■被害者なのに「取り調べ」受けることも…
京師さんによると、カードの暗証番号を伝えていなくてもカードを見せることで勝手に口座を作られてしまううえ、不正に作られた口座は、振り込め詐欺の振込先などに悪用されてしまう可能性もあると解説。
そうなると、ある日突然警察から「あなたの口座が不正に利用されている」と、取り調べを受けたりすることもあるそう。
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■設楽にかかってきた「本物の警察からの電話」
巧妙な手口にスタジオからも不安の声が上がるなか、設楽さんは本物の警察から電話がかかってきたときのことを回顧。
「1回警察から連絡があって、知らない番号だったから出ないし…」と、かかってきた番号を調べてみると「本当に警察署だった」といいます。
しかも地方にある警察署からの連絡だったそうで、「え、何!? と思って」「連絡したんです。……(警察側の)間違い電話だったの」と明かし、まさかのオチに「それもあるでしょうね! 人間だからね(笑)」とスタジオは笑いに包まれます。
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■焦らず「書面で来るのを待つ」「番号を調べる」
もし、警察など公的機関からの連絡があった場合は、京師さんによると「書面で来るのを待つのが一番良い」とのこと。
「仮に画面上で警察手帳を見せられても、それは偽物の可能性があります。そもそも、警察が個別にそんな話をテレビ電話なんかでしませんので、信じないで下さい」と警告。すぐにかかってきた番号にかけ直すのではなく、「(相手が名乗った)警察署の電話番号を検索」をして、警察署に確認するのが良いそう。
知らない番号からの連絡はすぐに出るのではなく、設楽さんのように一度番号を調べるなど冷静な対応を心がけたいですね。
(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)