千葉ロッテマリーンズは11月9日、佐々木朗希のポスティングによるMLB球団への移籍に向けた手続きを開始すると発表した。球団にとってはメリットの少ない形での決断であるため、ファンからは賛否の声が上がった。
【動画】WBCで登板した佐々木朗希の“投球ハイライト”! 現在23歳でNPBで4シーズンプレーした佐々木は今季MLBの球団に移籍する場合はいわゆる「25歳ルール」が適用され、年俸総額の上限が制限されている「マイナー契約」しか結ぶことができない。その金額内で各球団は海外選手を獲得しており、今年12月15日までに契約した場合はロサンゼルス・ドジャースが全30球団の中で最大の約250万ドル(約3億8000万円)を使用することが可能。来年1月15日以降は各球団の制限がリセットされる。
昨オフNPBオリックス・バファローズからドジャースに移籍した山本由伸のケースでは25歳ルールの条件から外れていたため、12年契約でドジャースからオリックスへ約72億円の譲渡金が支払われた。
マリーンズはあと2シーズン、佐々木を残留させれば大型契約を締結したMLB球団から多額の譲渡金を受け取ることができるだけにこのタイミングでのポスティング容認にはファンからは「ロッテにメリット無い気が…」「球団が認めたんだからそれが全て」など、賛否が上がった。
もちろん、「MLBでも活躍を期待してます!」「もう少し日本で見たかったけど頑張れ!」など日本選手が世界最高峰の舞台で活躍することに期待を込める声が上がった。しかし一方で、NPBから有望な若手選手がMLBに流出する動きが今回の事例後に加速することを恐れ「NPBはMLBのファームなのか?」「一流選手にとって日本球界はそれほど魅力が無いんだろうな」といった意見も見られた。
構成●THE DIGEST編集部
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