11月13日に開幕するプレミア12を前に、侍ジャパンは11月9日にチェコ代表と強化試合を行なった。初回に失点するものの、7点を奪って7対1と逆転勝利。打者では2番の小園海斗が4打数4安打、3番の辰己涼介が3ラン本塁打と活躍し、投手陣も先発の髙橋宏斗が3回1失点、2番手の才木浩人が4~6回、3番手の北山亘基が7~8回を無失点に抑え、そして9回を侍の守護神・大勢が3人で打ち取った。
試合後、侍ジャパンの井端弘和監督は、「全員揃って初めての試合でしたし、実戦1試合目にしては、打線は思ったよりは打てたかなと思うので、ちょっとホッとしています」と安堵の気持ちを明かした。
先発の髙橋が初回にチェコ打線に3安打を浴びて1失点。「ベルト付近のボールをしっかり捉えられていたということは、相手バッターはさすがだなと思います。投手コーチがそういう点をキャッチャーに指摘して、高めをうまく使って。そうすると低めのストレートに手が出なかったり。うまくいったと思います。(2番手の)才木投手あたりは上(のゾーン)を利用したり。ベルトの高さにいかなければ、きっちり抑えられたので、とくにオーストラリアとかキューバとか、ドミニカあたりには有効かなと思います」と振り返っている。
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打線ではとりわけ、4安打の2番の小園、3ランを放った3番の辰巳が結果を残した。「この2番と3番は最初から決めていましたので、いい働きをしてくれました。彼らはどんどんいけるバッターなので。国際試合は待っていたら結果は出ないと思う」と、プレミア12の本番での活躍を期待している。
チェコに先に得点を許してしまったが、国際試合は先制点が大事になる。「強化試合でも先に点を取られたら、焦りは出てくると思う。先に取られたけど、追いついて逆転して、引き離せたというのは非常によかった」と語り、10日のチェコとの強化試合第2戦に向けては、「明日は本番前、最後の試合になるので、本番を想定してサインも出そうと思います。きょうはフリー(ノーサイン)だったので、積極的に走ってくれたのはよかった。サインは出しますけど、いけるランナーはいってもらって構わないけど、ある程度はきっちりとした野球をしたい」と語った。
侍ジャパンは10日もチェコと強化試合を行ない、13日に開幕するプレミア12に臨む。
構成●THE DIGEST編集部
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