いつまで待たせる気? 既読スルーする男性心理4選

「彼がLINE(ライン)を既読無視する!」って経験ありませんか? 既読スルーする男性心理、恋する女の子にはなかなか理解しがたいもの。

「もしかして、私ウザいと思われてる?」なんて、ネガティブになってしまったり…。ってことで今回は、既読スルーする男性心理について考えてみましょう!

1. 【恋愛相談】LINEを送っても既読スルー! これって脈なし?

恋にお悩みの読者さんから、相談が送られてきました。さっそく内容を見ていきましょう。

「既読スルーに悩んでいます」

「私は大学2年生の女子です。社会人の男性に恋をしていますが、既読スルーが多くて悩んでいます。LINEが続くこともありますが、そっけない返事だったり、さっぱり返ってこずに会話が終わってしまうこともよくあります。やっぱりこれって脈なしなんでしょうか? むしろウザいと思われてるのかな…と悩んでいて、どうしたらいいかわかんないです。正直もう心が折れそうです。既読スルーする男性心理が知りたいです」(20歳/女性/大学生)

「既読機能」って便利なのか不便なのか…

現代の恋愛事情は、本当に過酷です。筆者が恋愛真っ只中にあった頃には、連絡手段といえばメールのみ。既読・未読なんて概念は存在しませんでした。

メールが返ってこない間は、ただひたすら「携帯を見ていないんだ…きっとそうだ…」と神に祈ったものです。

しかし今の時代、LINEを使ったコミュニケーションは基本中の基本。しかもご丁寧に「既読」とバッチリついちゃうものだから、待たされる方としては気が気じゃありません。

今回の相談者さんも、そんなふうにヤキモキさせられている恋する女子の一人のよう。加えて、大学生と社会人では時間の感覚がかなり違います。余計寂しさが募るでしょう。

好きな人から返事が返ってこないのってつらいです。見たらとりあえずなんかアクションしてよ! それすらできないってことは、わたしって所詮その程度の女なのね…と、どんどんネガティブ沼にハマっていく感覚、わかります。

では、LINEの既読スルーしちゃう男性心理って本当に「所詮その程度の女だから」なのでしょうか?

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2. 既読スルーしちゃう男性心理を、男性の気持ちになって考えよう

既読スルーとひと口に言っても、その状況は時々によって違います。シチュエーションごとに、その男性の気持ちになって考えてみましょう。

仕事や勉強で忙しい

「あー、忙しい。これ今日も残業コース確定だよ…なんでこんな忙しいんだ、やってらんないよ」

やってもやっても終わらない、本日のタスクを見てはため息をつく男性。そんなタイミングで、デスクの上に置かれたスマホがぴろん、と音を鳴らす。

「あ、LINE。あー、あの子からだ。今カラオケーって…いいなぁ、大学生は。俺もあの気楽な日々に帰りたいよー」

女の子からのLINEに、とりあえず目を通してふっと表情をゆるめる男性。すぐに返事をしようかと考えるも、まだまだ目の前には仕事が山積み。

ここで集中力を切らすわけにはいかない、とスマホを伏せ、再びパソコンに向き直るのであった。

「今度、あの子を誘って一緒にカラオケでも行こうか…休み、合うかな」

疲れている

しん…と静まり返った部屋の中。男性はジャケットを乱暴に放り投げ、ネクタイをゆるめる。ふうっと息を吐いて、そのままどさっとベッドに倒れ込む。

時計を見ると、夜の11時45分を指していた。

「もう今日が終わるじゃないか…」

まさかこんなにも残業が長引くとは思っていなかった。繁忙期ということもあって、ここ最近は帰宅時間が大幅に遅くなっている。朝も早いし、疲れは溜まる一方だ。

「つっかれた…」

このままじゃ寝てしまう。と、のらりくらりと起き上がって浴室に向かった。

濡れた髪をタオルでわしわしと拭きながら部屋に戻ると、スマホのランプがちかちかと青く光っている。まさか、会社から? と一瞬見るのをためらったが、どうやら違うようだ。

「あ、LINEきてる。そういえば、まだあの子に返事してなかったんだ…返事しなきゃ…でも、すまん…もう…限界だ…」

数時間前のLINEに返事がなかったせいだろう。「?」という吹き出しとともに、首をかしげたゆるキャラ風のスタンプが画面に表示されている。

せめてひと言だけでも。そう思って指を画面に滑らすも、既に疲労がピークに達していた男性のまぶたはゆっくりと閉じられる。結局、スマホを握りしめたままの状態で、意識を失った。

忘れちゃう

いつもの朝と同じように、きっかり朝6時のアラームで目を覚ます。朝礼に間に合わすにはギリギリの時間だが、できるだけ寝ていたいのでこれ以上早く起きるのは不可能だ。

パンをトースターにつっこんで、ポットでお湯を沸かす。その間にシャワーを浴びて、身支度を整える。平日の朝は、とにかくせわしない。

シャワーを終えると、雑にバターを塗ったトーストとブラックコーヒーをとりあえず胃につっこむ。フルスピードで朝の準備を終えると、スマホをポケットに突っ込んで家を出る。

運良く座れた電車の中では、ニュースアプリで時事ネタを仕入れるのが日課だった。

降りる駅が近づくにつれ、頭は徐々に仕事モードに。と共に、今日こそはなんとしても、20時には退社してやる! と、一人心の中で決意表明するのであった。

昨夜、女の子から送られてきたLINEのことは、すっかり頭から抜け落ちていた。

どんな返信をしようか考えている

「…すっかり忘れてたな」

スマホ画面を眺めては、うーんとうなる男性。昼休みになんとなくスマホを取り出すと、女の子からLINEがきていた。

”忙しいんですか?”

とひと言。それと、しょんぼり顔のゆるキャラスタンプが一つ、続けて送られてきている。

「忙しいのは忙しいんだけど…。これ絶対、怒ってるよなぁ」

しょんぼり顔スタンプの向こうに、彼女のリアルな怒り顔が浮かぶ。

正直に「忙しくて返すの忘れてた」と言うべきか。それとも「LINEの調子が悪くて、今届いた」と嘘をつくか。

いや、既読はついていたはずだし、絶対にバレる。火に油を注ぐようなマネは、やめておこう…。

彼女の機嫌をなるべく損ねないような返事。どんな内容が正解だろう。悩めば悩むほど、気の利いた言葉なんて一つも思い浮かばない。

昼休みも残りわずか。このチャンスを逃すと次はいつLINEが送れるかわかったもんじゃない。何か、何か返さなければと思うけれど…。

制限時間は迫る。この間にも、彼女はまだかまだかとプリプリしているのだろうか。想像すると、(それは、ちょっと悪くないな)そう思ってしまう自分もいる。