YouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』が8日、生配信を実施。
同日、週刊文春側への訴えを取り下げた、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが出したコメントのある部分を指摘しました。
【動画】松本さんが訴えた当初伝えていた言葉から、表現が変わった部分とは…
■8日、訴えを取り下げ
元週刊文春の記者・赤石晋一郎さんと甚野博則さんが様々なニュースを掘り下げていく同チャンネルで、今回は松本さんの“起訴取り下げ”を受けて生配信を行いました。
この日、松本さんは代理人を通してコメントを発表。「裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」と理由を説明。女性たちが参加する会合に出席していたことは認め「参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」と記しています。
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■「ギリギリのところが交渉されたというのが伺える」
今回の結果に赤石さんは「結論から言うと、文春の完勝だと思いますよ。和解じゃなくて取り下げですから」とコメント。
発表した文書には「松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」との言葉もありますが、赤石さんは「松本さんサイドは“事実無根”でこの話を進めている。文春サイドは“事実無根”は到底受け入れない。なんとかトーンダウンさせたい松本さんサイドは『物的証拠がない』というグレーな…」と苦笑。「文春サイドは女性へのお詫びだけほしい、松本さんサイドはなんとかグレーにしたいというギリギリのところが交渉されたというのが伺える文章」と私見を述べました。
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■「微妙にニュアンスが違う」という一文
これに甚野さんも「『物的証拠がないから、僕の疑いが晴れました』とは書いてない」と頷き、松本さんが訴えた際の裁判資料には「客観的証拠がない」と書かれていたことを振り返ります。
「このコメントには『物的証拠がない』と書いてある。(客観的と物的の)ふたつは微妙にニュアンスが違う。指示書とか女性の証言だって客観的証拠。ここには“物的証拠”と狭めている」とスマホを取り上げられているため動画や録音がないのは当然であり、範囲を狭めた表現に変わっていることを指摘。
また松本さんが“潔白”と主張していないことについて、甚野さんは「もし『だから我々は潔白です』と言ったら当然文春は取り下げを飲まない」とコメントを発表するまでの、松本さんサイドと文春サイドのやりとりを推測しました。
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■松本人志の起訴取り下げを受け生配信
(文/Sirabee 編集部・冬野 とまと)