現地時間11月10日(日本時間11日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでトロント・ラプターズと対戦。123-103で勝利し、今季成績を6勝4敗(勝率60.0%)とした。
両軍の先発は、レイカーズがオースティン・リーブス、八村塁、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという不動の4人に加え、前試合に続きディアンジェロ・ラッセルに代えてキャム・レディッシュを起用。ラプターズはイマニュエル・クイックリー、グレイディ・ディック、オチャイ・アバジ、RJ・バレット、ヤコブ・パートルの5人がスターティングラインナップに並んだ。
今月1日にも対戦している両チーム。その際はレイカーズが序盤に最大26点の大量リード→ラプターズが徐々に追い上げ→最終的にレイカーズが6点差で辛勝という展開だったが、この日はラプターズが先手を取る展開となった。
第1クォーター、ラプターズはバレット、ディックらがオフェンスを牽引し、34-26と8点のリード。しかしレイカーズも黙ってはおらず、デイビスを中心にじわじわ点差を詰めると、第2クォーター終了間際にはラッセルがブザーとともに3ポイントを突き刺し、53-55と2点差に迫って前半を終えた。
第3クォーター、追い上げムードのレイカーズはレブロン、リーブスらが躍動し、88-82と一気に試合をひっくり返す。第4クォーターも順調に点差を拡大し、そのまま逃げ切り鮮やかな逆転勝ちで2連勝を飾った。
ここ4試合は1桁得点が続いていた八村だが、この日は序盤から快調に得点を重ねていく。第1クォーター残り9分46秒、ディックがマークについていると見るやミスマッチを突くべく右ローポストに陣取り、リーブスのパスを受けパワフルなアタックでフィニッシュ。残り7分40秒にはレブロンのドライブに合わせて右ベースラインからカッティングし、アシストを受けてボースハンドダンクを叩き込んだ。
ただ、第2クォーターは無得点。力強くリバウンドをもぎ取る場面はあったが、オフェンスでは今季課題となっているゴール下でのフィニッシュを決め切れず、前半を終えて4得点にとどまった。
後半のバウンスバックに期待したいところだったが、第3クォーターも3本放ったショットをすべて外し得点を奪えず。第4クォーターも残り4分弱にバレットのショットをブロックするシーンはあったが、シュートは全ミスと最後まで不発のままだった。
最終的なスタッツは、31分40秒のプレータイムで4得点(フィールドゴール2/11、3ポイント0/5)、5リバウンド、2スティール、1ブロック。時折好ディフェンスを見せる場面もあったが、今季最少得点に終わるなどオフェンスに関しては今季ワーストゲームと言っていいだろう。
レイカーズの次戦は中2日空いて13日、再びホームでメンフィス・グリズリーズと対戦する。グリズリーズと言えば河村勇輝が所属するチームであり、日本人対決が実現するか気になるところ。6日の前回対戦時は河村がガベージタイムに出場しNBA初得点を決めた一方、八村は体調不良で欠場しただけに、今度こそコート上で並び立つ瞬間が訪れるか注目したい。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】レブロン、八村塁らが所属するレイカーズの試合を華やかに彩る“レイカーガールズ”を特集!