タイガース前田健太の先発ローテ復帰について「あらゆるチャンスを与える」と球団幹部が言及も…来季37歳右腕の「パフォーマンスを心配するのは当然」と米メディア指摘

 デトロイト・タイガースの36歳右腕投手・前田健太について、米メディア『MLB Trade Rumors』は、タイガースの球団幹部が来季の先発ローテーション復帰のために「あらゆるチャンスを与える」と語ったことを報じた。

 前田は今季2年総額2400万ドルの契約でタイガースに入団。好スタートを切ることはできず、今季112.1イニング、3勝7敗、防御率6.09、96奪三振、K/BB3.10、WHIP1.38の成績をマークした。

 その上で、同メディアは、タイガースのスコット・ハリス社長がGM会議で、来季春の先発ローテーションについて「あらゆるチャンスを与える」とメディア関係者に語ったことを伝えた。

 また、同メディアは「マエダの本来の球威と投球能力が、今季序盤には発揮できなかった」と認めた上で、「しかし、同ベテラン右腕は夏の間にはるかに強くなった」と記し、続けて、タイガースのハリス社長も「今シーズンの終盤はチームのためにかなり良い投球をしてくれていたと思う」と話していたことを伝えた。

【画像】大谷翔平&山本由伸が初の歓喜!8度目のワールドシリーズ制覇を果たし、歓喜に沸くドジャースナインの笑顔を厳選! さらに前田について「タイガースがマエダに先発の座を勝ち取るチャンスを再び与えたことは驚くべきことではない」と指摘。ハリス社長が「もっといい仕事ができたはずだ」と話していたことを伝えたうえで、「タイガースは今オフ、同ベテラン右腕のために新しいプログラムを考案し、その一環として今後数ヶ月間、定期的に投げることを示唆している」と報じた。

 しかし、来年37歳を迎える前田の現状は厳しく、「マエダがローテーションに返り咲く保証はない。仮にローテーションに返り咲いたとしても、1年を通してローテーションを維持できる保証などない。キャリアワーストのシーズンを終えたばかりの怪我をしがちなピッチャーでなかったとしても、彼のパフォーマンスを心配するのは当然だろう」と指摘。さらに、「タイガースに余裕はない。来シーズン、前田がチームで重要な役割を果たすには、今季のような先発投手の形ではなく、もっとフレッシュなピッチングを見せて、勝ち取らなければならないだろう」と同メディアは分析している。

構成●THE DIGEST編集部

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