【MotoGP】4連続欠場のオリベイラ、最終戦ソリダリティGPで復帰目指す。目線はヤマハ初乗りのポストシーズンテスト?

 MotoGPは今週末に最終戦ソリダリティGPが行なわれるが、ミゲル・オリベイラ(トラックハウス)はここでの復帰を目指している。

 オリベイラはインドネシアGPのプラクティスでハイサイドを起こしてクラッシュを喫し、右手首の橈骨を骨折。手術を受ける必要があったためインドネシアGPは欠場した。

 その後オリベイラは回復に時間がかかり、日本、オーストラリア、タイ、マレーシアと終盤4戦を続けて欠場。チームは代役としてアプリリアのテストライダーであるロレンソ・サヴァドーリを起用することになった。

 そんなオリベイラだが、スペイン・バレンシア州の豪雨被害によってバレンシアGPの代替戦として行なわれることになったソリダリティGPでの復帰を目指し、現地に向かう予定であることが、motorsport.comの調べで分かった。

 オリベイラは14日(木)に現地入りし、担当医によってメディカルチェックを受け、そこで出場OKの判断を取り付けたい考えだ。

 オリベイラにとってもソリダリティGPではなんとか復帰しておきたいところだろう。彼はトラックハウスからは今シーズン限りで離れてしまうが、最終戦後に行なわれるポストシーズンテストでは、プラマックから初めてヤマハのマシンを試す予定であるため、レーシングスピードに身体を慣らした状態でテストに参加したいはずだ。

 またソリダリティGPではMoto2参戦中で、来季グレシーニからのMotoGPクラス昇格が決まっているフェルミン・アルデゲルも、怪我からの復帰を目指している。

 アルデゲルはタイGPの決勝レース中にトニー・アルボリーノと接触がありクラッシュ。左手を負傷し、手術を受けることになった。

 アルデゲルは来年MotoGPルーキーということもあり、Moto2最終戦以上にポストシーズンテストでMotoGPマシンを走らせる機会を得たいところだろう。