お笑いコンビ・NON STYLE石田明が、11日更新の『M−1グランプリ』の公式YouTubeチャンネルで公開された、ABCラジオの番組『M−1ラジオ~〇〇のチカラ~』に出演。『M−1』を勝つうえでの“キャラ付け”について語り、「本物のキャラ芸人」と感じた人物について明かした。

■同期同士でトーク

今回の番組では、2008年大会で優勝し、2015年には審査員も経験した石田と、2023年に『THE SECOND~漫才トーナメント~』(フジテレビ系)で初代王者に輝いた、NON STYLEの同期でもあるギャロップ林健が、それぞれに経験した『M−1』についてトーク。

2018年にラストイヤーで初めて『M−1』の決勝に進出した林は、「本戦はフワフワって終わってしまって。こんなにも普段通りにすることって難しいんやというか…。甲子園で飲まれている球児の気持ちがちょっと分かった」と、決勝の難しさを語る。

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■井上の“ナルシストキャラ”ハマらず…

一方、それまでは相方・井上裕介の“イキリキャラ”や“ナルシストキャラ”で、関西の賞レースを席巻していたNON STYLEだが、「そのときは、まあM−1に嫌われました。まったくハマらなかったです」と手応えを感じられなかった。

そこで「キャラから離れよう、これはもう捨てなあかん、と。『どうしよう』となったときに、俺が太ももを叩くという方向のキャラクター性、自分でボケたけど自分でツッコむ、みたいなラインに変化していって、何とかなった」と振り返った。

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■「あの年しかやってない」

2008年大会では、石田のボケに井上がツッコんだ後で、さらに石田が自分の太ももを殴りながら自省するというネタで優勝。

このネタを「あの年しかやってない。これはほんまに、キャラクターというものの力っていうのは、やっぱり良くも悪くも(あった)」と言う石田に、林は「石田のそのキャラって、そこ(2008年大会)からやっていないってことは、M−1獲るために付けたキャラってことやんか。それで穫れるっていうのがすごいよね。普通獲れないやん、付け焼刃っぽくなって」と驚く。

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■「本物」な2人とは

“芸人のキャラ”について、林は「吉田さんとか徳井さんって“本物”やん。とくに吉田さんって、まんまやん」と、2005年大会王者のブラックマヨネーズ・吉田敬と、2006年大会王者のチュートリアル・徳井義実を例に挙げる。

吉田は次から次へと心配事をしてネガティブになっていくキャラクター、徳井はささいなことからどんどん妄想を膨らませていくキャラクターのネタで知られており、石田も「本物。あれ本物です。まさにです」とうなずく。

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■自己分析も

林は、「そんな(本物のキャラの)人が苦労して獲ったところまで、それで(石田も)いけたわけやんか。それがすごいよね」と称賛する。

石田は「俺が(M−1を)獲ったキャラクターは、表面(の太ももを叩くリアクション)じゃなくて、“真面目(なキャラ)”で獲ったと思ってる。ただただ真面目でいったなあって感じ」と自己分析。これには、林も「それやったら素に近いもんね」と納得していた。

■芸人の“キャラ付け”について語る
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ