MotoGPに参戦しているKTMは11月12日にテストライダーのダニ・ペドロサとの契約を延長したことを発表した。
KTMはMotoGPを2018年シーズン限りで引退したあとのペドロサを、テストライダーとして起用。長年MotoGPに参戦してきたペドロサの経験やスキルをマシン開発に活かしており、ペドロサの貢献は高く評価されてきた。
そしてKTMはペドロサとの契約を2025年まで延長すると発表。2025年もペドロサがテストプログラムとさらなるマシンの研究開発へ取り組んでいくことになった。
なおKTMは2025年シーズンに向けてマネジメント陣の再編を進めており、アキ・アヨが新代表に就任することが発表済みだ。
ペドロサは2025年に向けた取り組みが楽しみだと語った。
「僕らの旅をもう1年続けることができて嬉しいよ。改善が必要な点は分かっているし、ファクトリー全体もサーキットでライダーがパフォーマンスを発揮できる最高のバイクを作るために、努力を弱めることはない。2025年に向けて何ができるか、そしてどんなアイデアが出てくるか楽しみにしている」
またKTMのモータースポーツディレクターを務めるピット・ベイラーはペドロサがチームにマシン開発以上のモノをもたらしてくれると信じているとコメントを寄せた。
「これは両者にとって簡単な決断だった。強い信頼関係の良い兆候だ」
「我々はダニが次世代のKTM RC16だけではなく、様々なレベルのMotoGPプログラムにもたらしてくれるものを本当に信じている。彼の貢献は不可欠なものだ。我々が求めている好転も必ずくると確信しているし、ダニがチームの一員となっていれば、それはより早く実現されるだろう」