今後もエリア拡大予定!

まず主催者の三井住友カード株式会社 代表取締役社長 兼 最高執行役員 大西幸彦氏の挨拶から。

大西氏は明日の始発からタッチ決済の乗車がスタートすると話すと、東は名古屋駅から西は高速長田駅までの利用が可能になること、ここからタッチ決済利用が一気に広がることをアピール。関西エリアは順次拡大予定で780の駅での利用が可能になることも明かし、タッチ決済はグローバルスタンダードで世界中での利用が急拡大している、日本も同じ傾向にあり、タッチ決済の時代に突入していると明言。

さらに新しいマースアプリを準備していることにも言及し、複数の交通機関をつなぐ、交通以外の決済もスムーズにできるようになる、「stera transit」はマースと最も相性の合う決済手段では、と話しました。

続いては、交通事業者の挨拶。

「stera transit」の狙いと今後の展望などについて、大阪市高速電気軌道株式会社 常務取締役 交通事業本部長 堀元治氏が説明。今回4社が関わることで多様なニーズ、利用シーンに対応できるようになると話し、海外からの観光客を中心に関西エリアにおける鉄道の新たな決済方法の提供となると強調。

そして、大阪・関西万博開催前にサービスがスタートできるということは、万博会場の最寄り駅である夢洲駅をはじめとする混雑対応に有効である、期間中に多くの乗客が利用することで乗車方法として定着していけばと期待を込めました。

南海電気鉄道株式会社 取締役 常務執行役員 公共交通グループ 鉄道事業本部長 梶谷知志氏は、2024年度中にほぼ全駅に拡大することを伝えると、カード発行国別の利用比率、利用件数についても説明。

今後はインバウンド旅客の利用数増加、鉄道利用に限らない施設利用との連携、鉄道データと顧客データを掛け合わせた分析などのデータを用いた新たな需要創出について期待していることを伝えました。

三井住友カード株式会社 Transit事業推進部長 石塚雅敏氏は「stera transit」について、乗車方法や決済手段、利用履歴の確認方法などを説明したほか、タッチ決済がグローバルスタンダードな交通乗車方法であること、国内の普及も拡大中であることなどを強調。

そして、訪日外国人の受け入れ環境整備として自国と同様に乗車ができることを挙げ、ほかに沿線の利用者もチャージの手間が不要になることなど、さまざまなメリットがあることを伝えました。その後の質疑応答では、サービスのスタートにあたっての意気込みや期待感などを、登壇者それぞれが話しました。

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車掌&乗客姿で中川家&村井美樹さんが登場

続いてのトークセッションでは、タッチ決済の改札が準備されたステージに、中川家のお二人、村井美樹さんが登場。

おなじみの車掌コスチュームで登場した礼二さんは「このカッコは何回してもエエもんです」と笑顔。逆に車掌姿が新鮮な剛さんは「ちょっとズボン、大きいですけど」と笑わせます。村井さんは旅行者に扮してタッチ決済も行いました。

今でも大阪に帰ってくるといろいろな電車に乗りに行っているという礼二さんは、鉄道の魅力について「かぶりついて見る先頭車両からの景色」を挙げ、いろんな沿線の風景を見て楽しむのも魅力のひとつと話します。

そんな礼二さんを小さなころから見ていたという剛さんは「子どものころも踏切のあたりで一日中電車を見ていた、金網にしがみついて全然帰らなかった」と話すと、顔を近づけて見すぎていたので金網の跡が顔についていたとひとボケ。

ソフト鉄道ファンを自称している村井さんは、最近オタク知識も増えてきたものの「あえてあくまでソフ鉄(ソフト鉄道ファン)と言っている」と話すと、普段はこけしといっしょに旅をしていることが多いことを明かします。しかし、ロケで一緒になったという剛さんからは、こけしを車内によく忘れていることを暴露されていました。