セックス・ピストルズのスティーブ・ジョーンズは、2008年の最後のツアー以来、元バンドメイトのジョニー・ロットンとは口をきいていないという。

伝説的同パンクロックバンドは近年、ギタリストのスティーブとドラマーのポール・クックが、ダニー・ボイル監督による2022年のディズニーTVドラマ「セックス・ピストルズ」での楽曲使用をめぐって、元フロントマンのジョニーと高等法院で争い、最終的にジョニーが敗訴していた。

そして今回スティーブが、2008年9月にスペインのアズケナ・フェスティバルで最後のコンサートを行って以来、ジョニーと言葉を交わしていないことを明らかにした。

ポッドキャスト番組「Rockonteurs」に出演したスティーブはこう語っている。

「彼とはもう何年も話していない。2008年に彼と話したのが最後だ。ヨーロッパ中で30公演もやったんだよ。フェスティバルもたくさんやったし、日本やオーストラリアにも行った。ハマースミス・オデオン、ハマースミス・アポロ、それからバスクでもう1回公演して、それで終わりだった」
「もうたくさんだった。やり過ぎた。年を取り過ぎたよ」

ベーシストのグレン・マトロックも参加するセックス・ピストルズは、最近ジョニーの代わりにヴォーカルにフランク・カーターを迎えてツアーを開始しており、来年夏のダウンロード・フェスティバルへの出演も決定したばかりだ。