松本人志 （C）週刊実話Web
11月8日、ダウンタウンの松本人志（61）が、女性に対する飲み会での性的強要疑惑を報じた週刊文春側への約5億5000万円にも及ぶ損害賠償請求訴訟を取り下げたことを発表した。
芸能活動を休止してまで法廷で徹底的に争う姿勢を見せていたが、急転直下、松本と文春側の双方が合意した上で訴えを取り下げてしまったのだ。
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「このまま裁判を続けても、100％勝つ保証が得られないから、訴えを取り下げたのでは。今回、松本は被害女性らに対する謝罪表明を行っています。性加害を一部認めたということでしょう。もし、当初の主張どおりなら裁判を続けているはずです。また、取り下げのコメントで、松本は被害女性に対し金銭を支払っていないことを、ことさらに強調しているようにも受け取れます」（司法記者）
そうした状況下、早くもネット上に飛び交っているのが、松本をめぐる芸能界復帰の話だ。
果たして、復帰は実現するのか。
半ば呆れ顔で「そもそも、松本さんの復帰話は基本、あり得ない」と証言するのは、キー局編成関係者。その理由だが…。
「今回、訴えを取り下げたのは松本さんです。100％ではないにしろ、一部性加害を認めたといっても過言ではないわけです。テレビの視聴者は、そんな松本さんを受け入れることができるでしょうか？ 松本さんが出演しているテレビ番組を見ても、以前のように笑えないはず」
松本人志に吉本興業も振り回された？
さらに、スポンサーも黙っていないという。
「松本がテレビに復帰する可能性は現時点では、99％難しい…。スポンサーへの手前、『性加害がなかった、していない、すべては同意だった』と説明しないといけない。『和解しました』では当然『何を和解したの？』という話になる。実に、スッキリしない決着です」（広告代理店関係者）
少なくとも、年内の活動復帰は考えられない。松本が所属する吉本興業サイドも困惑を隠せないでいるようだ。
「松本は一方的に芸能活動を休止してまで裁判を起こしたのに、結局、取り下げた。吉本側からすれば、振り回された感は否めない。今度は、いままでのような芸風で笑いを取りにいけないでしょうし、芸人だからネタにされてしまう。松本本人も厳しいはず」（芸能プロ関係者）
そうなると、裏方に徹するしか展望は開けない可能性が高い。
「放送作家やプロデューサーなどです。あるいは海外での活動が主になるかもしれません。いずれにせよ、各方面に迷惑をかけたぶん、これまでのような立ち居振る舞いはできないでしょうね」（消息筋）
テレビ界に松本の“居場所。”はなさそうだ。
「週刊実話」11月28日号より
