Day03:超大型から気の利いた小型のものまで出揃ったライト。最終日だからこそぜひともその目で確かめてほしい[Inter BEE2024]

KPI


KPIでも様々な特色を持った照明機材が展示されているが、やはり一番目をひくのは大きなLightstarの「LMSA-P2000T」だ。サイズは900mm×3,000mmと大型で、出力は2,000W。CRIは95、TLCIは97と安定した光源で、バルーンタイプのならではの柔らかい光を作り出している。2,700kから10,000kと色温度も当然コントロールでき、光源の芯もうまく拡散されていて柔らかい光が作り出されている。

LMSA-P2000Tは参考出品とのことだが、その下のクラスのLMSA-P1000Tや円形のLMSA-P1000やLMSA-P500も展示されているので、そのへんも含めて実際に柔らかい光を体感していただきたいと思う。



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Phottix


大型ではないものの、目を引いたのがPhottixの「C60a」だ。Inter BEEの会場でよく見かけるのはバルーンタイプのディフューザーで拡散光を生み出している製品が多い中、C60aはLEDのパネル自体を湾曲させている。これは、何が違うかといえば光源の芯の残り具合が変わってくる。

バルーンタイプのディフューザーは光源の芯が残り光にムラができてしまう分、うまく使えば綺麗なグラデーションを作り出すことができるが、これは使い慣れたプロができる技だ。片やC60aは芯のない光を作り出してくれるので、誰にでも使いやすい光を提供してくれるのだ。

また最大出力は50Wで色温度は2500kから8500kでコントロールでき、ガンマとマゼンタの調整も行えるようになっている。芯のない光を求めるならこの一台という製品だろう。