2024年11月15日、北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う日本代表がアウェーでインドネシア代表と対戦。小川航基、南野拓実、守田英正、菅原由勢のゴールで4-0とスコアでは圧倒した。
ただ、試合内容はそこまで一方的ではない印象だった。引き気味に戦っていたインドネシアも複数のチャンスを作り、前半途中までは良い流れで試合を進めていた。
では、なぜこれだけ点差がついたのか。
その理由は、決定力の差にある。最終局面でのプレークオリティの差がそのまま4-0というスコアに反映された格好だ。インドネシアがGK鈴木彩艶と1対1になった絶好機(8分)で先制できれば、あるいはまた違った展開になっていたはずである。
日本の3バック(板倉滉、町田浩樹、橋岡大樹)は決して盤石ではなく、むしろかなり怪しかった。それでも日本が無失点で乗り切れたのは、俗な言い方をすれば“インドネシアが外しまくってくれたから”だ。
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日本は3バックのサイドのスペースをインドネシアに上手く使われていたし、相手のセットプレーで混乱に陥りそうなシーンもあったが、フィニッシュの局面でことごとくインドネシアのミスに助けられた。
一方で日本は決めるべきところで決めた。1点目の鎌田大地のクオリティ、2点目の三笘薫と南野の無駄のないプレー、3点目の守田と4点目の菅原のシュート精度は文字通り見事だった。
決定力の差を見せつけた意味では、インドネシアに格の違いを示したと、そんな見方もできるだろうか。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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