東京・森下エリアといえば、四方を隅田川や荒川などに囲まれた自然豊かな下町である。江戸情緒を思わせる町並み・閑静な住宅地が広がる一帯として有名だ。
交通アクセスがいいのも特徴的で、新宿や秋葉原などへは電車を乗り換えることなくスムーズに行ける。そのため観光・出張の拠点にピッタリ。
先日は森下駅のすぐ近くで格安ホテルを発見した。試しに予約してみたので館内の様子をレポートしようと思う。
・外階段からの眺めがヤバい格安ホテル
というワケで森下駅を出てから歩くこと30秒、予約した「オークホテル江戸」へとやってきた。駅近だから移動がラク……あっという間に到着だ。
玄関口はコインランドリーや居酒屋に挟まれていてやや見つけにくい。知る人ぞ知る隠れ宿的な雰囲気が漂っていてナイス。
さっそくフロントで入館手続きを済ませよう。宿泊料金は楽天トラベルで予約したところ1泊4000円だった。
ホテルと銘打っているため当然ながら個室はあるが、今回は価格が1番リーズナブルなドミトリーを選択。夜遅くに着いてすぐ寝るだけなら相部屋を選んだほうがいいと思った次第である。
タオルや歯ブラシなどのアメニティは有料となっていた。50〜100円程度でレンタル・販売しているから価格は良心的かと思う。
受付後は荷物を整理するためドミトリーへ。エレベーターで2階へ上がってみると、賃貸マンションみたいな廊下に出た。なんだか生活感があって妙に落ち着く。
傍らにはシャワーブース、トイレがチラホラ。それぞれ女性用・男性用で分かれているから安心して利用できそうだ。
それではカードキーを使ってドミトリーに入ってみる。
ドアを抜けるとシューズラックが目についた。靴を脱いで備え付けのスリッパに履き替える様子。
部屋は木のぬくもりが感じられる落ち着いたデザイン。上下2段の箱型ベッドがズラリと並べられている。清潔感があってなかなか過ごしやすそうだ。
ベッドサイドにあるロッカーは思っていたよりも小さめだった。ショルダーバッグやウエストバッグが入るくらいの容量だ。リュックは……無理っぽい。
ロッカーに入りきらなかった荷物は、やむをえずベッドで管理することに。
ベッドは大きめでテンションが上がった。しかも下段でラッキー。ハシゴを上り下りしなくていいから助かる。
掛け布団カバーとシーツは自分で敷いていくようだ。少々面倒に感じるが仕方あるまい。
ベッドメイクとシャワーを済ませたら3階のラウンジでひと休み。こぢんまりとしているが、カフェっぽくてオシャレ。
ありがたいことに無料ドリンクコーナー付きだ。お茶やコーヒーなどを自由に楽しめるのは嬉しいところ。
テラス席もあって雰囲気は抜群にいい。あたたかいコーヒーをここで飲むのも気持ちよさそうだ。
休憩後はドミトリーへ戻る……つもりだったのだが、エレベーター内で気になる張り紙を発見。
どうやら10階の外階段から東京スカイツリーを拝めるらしい。せっかくなので行ってみることに。
最上階10階に到着……わりと階数が多くて驚いた。館内マップによれば3〜10階は個室フロアが広がっているとのこと。
部屋によっては窓から東京スカイツリーを眺めることができるのだろうか。とりあえず案内通りに進んで外階段へ出てみると……
美しくライトアップされた電波塔がチラリ。曇天のためハッキリと見えずチト残念ではあるが、そのほかの夜景も十分に楽しめて気分が上がった。
寝る前に夜風を浴びるのは結構いいものだな……。景色を堪能したあとはドミトリーに戻ってそろそろ寝るとしよう。
洗面所で寝支度を整えたらベッドに入って今夜は就寝。自ら敷いたシーツがシワシワなのはご愛嬌。しなやかなマットレスは寝心地が素晴らしい。枕や掛け布団もフカフカだ。
そして枕元には電源コンセントが4つもある。これほどたくさん使うことはないと思うが、あればあるだけ安心できるからナイス。
内部は高さ・奥行き・横幅が十分にあるため、大きめのリュックを置いても窮屈には感じない。
ただ、仰向けになってみると上段ベッドのマットレスが丸見え。軋む音が上からダイレクトに伝わってくるのは少し引っかかった。
また、閉じたカーテンから光が微妙に漏れる点も落ち着かない。ドミトリーは消灯時間がないようで、朝までずっと明るいままであった。
真っ暗な状態じゃないと寝つけない人は、アイマスクを持参したほうがいいだろう。
翌朝はチェックアウト前に再び東京スカイツリーを眺める。なんだかこの展望台をすっかりと気に入ってしまった。
次回は眺望がいい個室に泊まってみたいもの……なんて思いながらホテルを出発。
駅から徒歩30秒と好立地で1泊4000円はなかなかにオトクだった。ホテルの周辺は静かで過ごしやすいし、機会があればまた宿泊してみたいと思う。
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・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称 オークホテル江戸
住所 東京都江東区森下2-17-7