MotoGPソリダリティGPの初日を終えたマルク・マルケス(グレシーニ)は、今回はトップ争いが厳しいだろうと認めた。
ソリダリティGPはバレンシアGPが豪雨による災害で中止されたことを受け、急遽代替戦として組まれたレースで、開催地は今年5月のカタルニアGPと同じ、カタルニア・サーキットとなっている。
彼は5月のカタルニアGPで苦戦していて、Q2直接進出を逃し、予選では14番グリッドと後方スタートを余儀なくされた。決勝では追い上げて表彰台を獲得したが、11月のカタルニアで彼は再び苦戦しながらレースウィークを始めなくてはならなかった。
ソリダリティGPのFP1でマルケスは10番手タイム。午後の予選Q1とQ2のグループ分けにかかわってくるプラクティスでも、終盤まで中々上位タイムを記録できていなかった。
最終的には8番手でなんとかQ2直接進出を勝ち取っているが、マルケスがやはり苦しんでいることは明らか。本人も今回はトップ争いに加わることは難しいだろうと認めている。
「今日唯一ポジティブだったのは、FP1からプラクティスにかけて改善でき、Q2に進めたことだよ」
マルケスはそう語る。
「これは5月にはできなかったことだ。今回は(最悪でも)12番手からスタートできるね」
「こうしてレースの時期が変化しても、苦しいフィーリングは変わっていないんだ」
「このサーキットに来ると常にそうなんだけど、ここは僕にとっては厳しいんだ。5月よりもフィーリングは悪いよ。気温が低くなっているからかもしれない」