「非常に素晴らしい」リーズ主将が田中碧を絶賛!「いつも練習で見ているから、衝撃的ではなかったけどね」

 田中碧が今季からプレーするリーズで出場機会を増やすきっかけとなったのは、主力2選手のケガによる長期離脱だった。日本代表はチャンスをしっかり生かしたかたちだ。

 移籍市場最終日にデュッセルドルフから加入した田中は当初、試合終了間際の投入が続いた。だが、イーサン・アンパドゥとイリヤ・グルエフが相次いで長期離脱となり、10月からはリーグ戦で8試合連続の先発フル出場を続けている。

 その間、試合のチームMVPにも選出されるなど、大きなインパクトを残した田中は、評価が右肩上がりだ。キャプテンのアンパドゥも、自分たちの不在をカバーした田中とジョー・ロスウェルの活躍を認めている。

 リーズ専門サイト『Leeds United News』によると、アンパドゥは『BBC Radio Leeds』で、田中とロスウェルについて「非常に素晴らしかった」と話した。

「僕ら選手やスタッフは、彼らがいかに優れているかを知っていたけどね。以前は望んでいたような出場時間がなかったかもしれない。だが、今はそれがあり、活躍している」

「彼らは自分たちの方法でチームを助けている。すべての試合で本当に良いプレーをしてきた。でも、僕らはいつも練習で見ているから、衝撃的ではなかったよ」
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 ダニエル・ファルケ監督は、アンパドゥが当初の見込みよりも早く復帰できる可能性に言及した。グルエフもいずれ戦列に戻る。4人が起用可能になったとき、指揮官が誰を選ぶかは議論の的だ。

 Leeds United Newsは「タナカは4人の中で最高のパサーであり、インターセプトとブロックもほかの選手たちより多い。スタッツで判断すれば、日本のスターが4人の中で最も好調だ」と指摘した。

 賛辞を寄せられる田中は、アンパドゥらが復帰してもスタメンの座を確保するのか。うれしい悩みを抱えるファルケ監督の選択が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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