セルティックの前田大然は近年、グラスゴーのライバルにとって極めて厄介な存在だった。
その圧倒的な運動量とスピード、そして献身的な仕事ぶりで、前田はレンジャーズとのダービーマッチ「オールドファーム」で活躍してきた。対峙する主将ジェームズ・タバーニアは、何度となく前田に苦汁をなめさせられている。
それだけに、レンジャーズのレジェンドOBは直接対決に向けて前田を警戒している。次回の対戦は約1か月後だが、バリー・ファーガソンは前田対策が必要だと訴えた。
セルティックとレンジャーズは12月15日、リーグ・カップ決勝でタイトルを競う。セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、ファーガソンは「(ヨーロッパリーグのトッテナム戦よりも)カップ戦決勝が最も重要だ」と述べている。
「どの試合も大切だが、カップ戦決勝はレンジャーズが勝たなければいけない試合だ。私なら、トッテナムと戦うチームよりも違うメンバーでセルティック戦に臨む」
「マエダは近年、レンジャーズにとって苦痛の種だった。彼を息苦しくさせる必要がある。それができなければ困難に陥るだろう」
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コメントを紹介した67 HAIL HAILは、「ファーガソンはすでにセルティック選手のことを心配」と報道。「日本のスターはレンジャーズとの公式戦16試合に出場し、昨季のアイブロックスでの対戦で開始1分に決めた先制点など、多くの忘れられない瞬間をつくってきた」と伝えている。
「そのゴールは、特にタバーニアにとって、マエダが対戦相手に与える悪夢の良い例だった。タバーニアがマエダとの対戦を望んでいるか分からない。監督からベンチに置かれることを望んでいるのではないだろうか。いずれにしても、マエダはダービーで16戦11勝。それをすぐに止めたくないと思っているだろう」
これまでの出来から、前田がレンジャーズや関係者、サポーターに“恐怖”を与えるのは確かだろう。トロフィーのかかる大事な一戦でも日本代表ストライカーの活躍が期待される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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