今オフも盛り上がりを見せるFA市場だが、その中で特に注目なのは、ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(FA)となったフアン・ソトの争奪戦だ。
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現地11月16日、メキシコの野球専門メディア『Al Bat』は、「ソトにオオタニのような7億ドルの価値があるだろうか?」と見出しを打ち、一本の記事を掲載。昨オフにロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)で契約した大谷翔平を引き合いに出し、このスーパースター2人を比較している。
今オフ目玉のソトに関しては、「大きなポテンシャルを秘めた類まれな選手だ。26歳と若く、まだ長いキャリアが待っている」「打撃力、忍耐力、走力を考えれば、現役屈指の打者と言えるだろう」と紹介。また、敏腕代理人のスコット・ボラス氏がサポートしており、「市場での価値を最大限に高めようとするのは間違いない」という。
もしマネーゲームに発展した場合、「オオタニ超えの歴史的な契約が実現するかもしれない」と記す同メディアだが、一方で日本人スターについては、「ただの野球選手ではない」との指摘。1年で1億2000万ドルの利益を球団にもたらしていると言われており、「世界的なブランド、国境を越えた文化的現象だ」と付け加えている。
現時点での結論としては、「ソトが優れた選手、素晴らしい才能の持ち主であり、大きな商業的な魅力を備えているといえ、オオタニとは比べものにならない」との記述。その後も、「ソトが主に野球ファンを対象とした商品なのに対し、一方でオオタニは、もっと幅広い観客を惹きつける国際的なスターだ」と影響力の違いを指摘していた。
去就が注目されるソトだが、最終的にどの球団とどのような契約内容を結ぶのだろうか。今後も彼の動向から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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