「天才ササキが食い込めれば…」メッツ“理想の先発ローテ”を米メディア考案。佐々木朗希、スネル、クローシェイの獲得で「夢のシナリオ」を推奨

 今季、熾烈なワイルドカード争いを勝ち抜き、ポストシーズン進出を果たしたニューヨーク・メッツ。優勝決定シリーズまで駒を進め、ロサンゼルス・ドジャースとも好勝負を繰り広げた。

【動画】MLB公式が公開した佐々木朗希の支配的なピッチング 米メディア『FANSIDED』では、来季さらなる躍進が期待できるとして、今オフにおける投手獲得の予想とともに、最も理想とする先発ローテーションのビジョンを示している。

 ルイス・セベリーノ、ショーン・マナイア、ホセ・キンタナ等がFAとなることから、先発陣の再構築が必須であるとして、サンフランシスコ・ジャイアンツからFAとなったブレイク・スネル、さらに「夢のシナリオ」と評し、千葉ロッテから米球界移籍を目指す佐々木朗希獲得を推奨する。

 同メディアは佐々木に関して、「メッツが日本人右腕と契約する可能性は低いと見られている」としながらも、千賀滉大の存在が佐々木獲得の後押しになると主張。同メディアは「(メッツが)ビッグマーケットであり、優勝候補、そしてローテーションにコウダイ・センガがいることを考えれば、契約できる可能性はある」と説きながら、「23歳の天才ササキがローテーションの後半に食い込むことができれば、まさに夢が実現する」と綴っている。

 他にも、「25歳のエース級投手を手に入れる機会を逃してはならない」として、シカゴ・ホワイトソックスからギャレット・クローシェイのトレードによる獲得を提案。さらに、今季チーム最多の12勝をマークしFAとなっているショーン・マナイアとの再契約を強く訴えている。

 同メディアは、32歳のサウスポーに対し、「その独特な投げ方で圧倒的な強さを発揮し、ポストシーズンの4試合中3試合でも好投を見せた」と振り返りながら、「マナイアとの再契約は、今オフのデビッド・スターンズの最優先事項のひとつとなるはずだ」と強調。その上で、「彼がこのローテーションに加わる多くの優秀な投手のひとりとなることを願うばかりだ」と論じている。

 今回のトピックでは、スネル、クローシェイ、千賀、マナイア、佐々木、そして今季10勝を挙げたデービッド・ピーターソンによる、6人の先発ローテーションが形成されている。まさに豪華布陣となる顔ぶれだが、果たして今オフ、メッツはこの“青写真”にどれだけ近づけることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
【記事】「シーズン後半まで復帰できない…」ド軍救援右腕グラテロルが右肩関節唇を手術「ドジャースの投手陣の補強意欲が高まる」と米報道

【記事】「FA大物投手を獲得する前兆か?」補強に積極的なエンジェルス「有力候補になる可能性がある」と米メディア

【記事】「獲得に全力で取り組む」MLB公式がソト移籍の“最有力候補”に挙げる球団は? 代理人とオーナーの関係も指摘「いくつかの大型契約を締結している」