記念すべき第10回『上方漫才協会大賞』はドーナツ・ピーナツ! 「ここからがすごく大事」と決意表明

渋谷に「よしもと漫才劇場」が誕生!

さらに授賞式終了後にも、スペシャルな報告が! まずひとつ目に、直営劇場「ヨシモト∞ホール」(東京都渋谷区)が3月で閉館するのに代わって、今春、新劇場「渋谷よしもと漫才劇場」がオープンすることが発表されました。

大阪・難波の「よしもと漫才劇場」、大阪・クールジャパンパークSSホール内の「森ノ宮よしもと漫才劇場」、東京・神保町の「神保町よしもと漫才劇場」に続く、4館目の「よしもと漫才劇場」です。


出典: FANY マガジン

そして、カウス会長の芸能生活60周年も! 出演者全員がステージに集合し、カウス会長に花束が贈られました。祝福に湧く若手芸人の面々を、我が子を見るように目を細めながら見守るカウス会長は、「子だくさんです! まだまだ子作りに励みます」と満面の笑みで上方漫才協会のさらなる発展をアピールしました。


出典: FANY マガジン

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漫才は「変えてはならんところがある」

終演後、今回の上方漫才協会大賞を振り返って、カウス会長は「10回目にふさわしい授賞式になりました」と語りながら、こう続けました。

「今年は巳年ですから“脱皮”ですね。変えていかなあかんけど、変えてはならんところがある。変えてはいかんところを触ると、何をやってもうまいこといかない。漫才は基本があるようでない。ないようである。芸能の中でも、簡単そうに見えて非常に難しい。自分の体調がよくても相方の体調がよくないとか、昨日あれだけウケてたのに今日はウケないとか、『何でやろう?』とずっと思う。芸に対して疑いをかけるということをやめては、成長していけないのではないかと思います」

すると突然、カウス会長がくるまに「そう思うんですが、どうですか?」。くるまは「まったく同感です。自分がしゃべってるのかと思いました」と即座に答え、ケムリに「ウソつけ!」とツッコまれていました。


出典: FANY マガジン

また、東京・渋谷にできる新劇場について、かねて、「47都道府県に、その街に見合う大きさの漫才劇場を作りたい」と思い描いているカウス会長は「僕が元気なうちに、と思いますね」と今後を語りました。

そして、サプライズ発表されたアインシュタイン・河井の上方漫才協会副会長就任については「やっぱり名前が“ゆずる”ですからね(笑)」と笑わせながら、「アインシュタインは初代のチャンピオン(大賞受賞者)で、MCもずっと10年間やってくれてます。それに後輩の面倒見もいいし、才能もあります。今日も皆さん、ご覧いただきましたが後輩の名前を誰一人間違わずに呼んでいました。僕なんか覚えるだけでも大変。10年間を見てきているわけですから、安心して任せられます」と太鼓判を押しました。