知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。 毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように…。

【漢字探し】



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【校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば】

 新型コロナウイルスが流行し始めた2020年1月頃から「コロナ禍」という言葉が使われるようになりました。

 校閲部では「コロナ渦」と書かれた原稿を「うず」じゃないよ~と「禍」の文字に修正したり、「コロナ下」はコロナの状況下だからアリ…? などとあれこれ確認したものです。

「禍」の中に隠れた女偏の漢字を探してみましょう。

【こちらもどうぞ】「嫐」の中に紛れ込んだ漢字は?(難易度★★★☆☆)

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【正解は…】



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 正解は「媧」。見つけられましたか?

 読み方は「か」。広辞苑には「女媧」(じょか)が紹介されています。

 意味は、<中国古代の伝説上の皇帝・伏犧(ふっき)の妹。神話上の女神。人面蛇身。天に穴があいたとき、五色の石を練って補い、大洪水を治め、人類を創造したと伝えられる>とあります。

 人間の顔をしていますが、体は蛇のちょっと恐ろしい姿。現世を含めて、世の中にはいろいろな女神がいるものですね。

 出典元:「広辞苑」(第7版)、「講談社 中日辞典」(第3版)

(日刊現代校閲/タダ美)