まもなくひな祭り。卒業式から始まる年度末商戦も2月の最終週から始まり、猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は不本意ながら毎日、狭い店内で「年度末ドタバタ寸劇」が開幕しております。
【笑う花には福来たる】
ひな祭りケーキのついでに桃の花?
ひな祭りにいかが?なニューカマーのお話/無断転載禁止(C)コクハク
そんな我が店の近くには「シャトレーゼ」がありますが、週末になるとひょっとした日本一売れているのではなかろうか…と思えるほどの“シャトレーゼ渋滞”が勃発する大繁盛ぶり。
もちろん、ひな祭り当日も乙女チックな可愛いケーキ祭りで我が店の前まで車が大渋滞。しびれを切らして途中下車のお客様が「ケーキのついでに桃の花」で賑わうのも、我が店恒例の“おこぼれ特需”です(苦笑)。
そんなひな祭りですが、花の種類のメンバーの入れ替えが発生しております。
これも時代の流れでしょうな…。今回は「ひな祭りを彩るニューカマーなお花たち」の解説でございます。
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桃の花は飾り方も管理もムズイ
ひな祭りには欠かせない(写真:iStock)
五節句の一つである上巳の節句(ひな祭り)は「桃の節句」とも呼ばれ、桃の花はテッパンです。
なんせ桃は古くから魔除け・厄除けの木として知られ、中国や日本の神話には桃の木や実を魔除けに用いたお話が多くございます。
魔除けとは災難除けのこと。子供を良からぬものから守るおまじないのための桃の花は、ぜひとも飾りたいところですが、飾り方がムズイというか、管理がムズイというか…。「桃が咲かない」「花が黒くなってしぼんだ」問題はよく伺うお困り相談です。
2月の中旬あたりからお雛様を飾る方も多く「桃の花」をすぐにでも飾りたい気持ちは良く分かりますが、残念ですが咲かずに終わります。
それを承知で何度もお買い求めになられる方もいらっしゃいますが、我が店では「今はまだ寒いからお買い求めになってもすぐに黒くなって花が咲かないので、キッチリ咲いてるお花をひな祭り直前にまたどうぞ~」と、丁重にお断りするのがルール。
「つぼみが固いものから…」なんて言ってると咲いてる姿を見ることなく終わっちゃうかも…なんですの。