アメリカといえば、タトゥー文化が根付いている国のひとつ。街を歩けば、腕や足、首、果ては顔にまでタトゥーを施している人を見かけることも珍しくありません。 おしゃれ目的から信念を刻むためまで、その理由はさまざま。ですが、そんなタトゥー大国アメリカだからこそ、タトゥーの「失敗」は後を絶たないのです。 そして、アメリカ人は失敗するとどうするか? そう、裁判を起こします! 今回は、タトゥーのスペルミスが原因でテレビ番組の裁判にまで発展した、ちょっと笑えるお話をご紹介します。

どうやって説明すればいいの? 笑えない痛恨のミスの対処は…



責任取ってよ!(写真:iStock)

 BとPの打ち間違い、たった1文字のミス。しかし、そのせいで「おばあちゃん大好き」という感動的なメッセージが、一気に“とんでもない”意味になってしまいました。

 おまけにタラナさんの職業は、小学校の先生! こんなタトゥー、生徒や保護者に見せられるはずがありません!!

 当然ながら、タラナさんはタトゥーアーティストを訴えることを決意。「こんなの間違いなくミス! 責任取ってもらう!」と法廷で争うことになりました。

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いざ、裁判へ!…その行方は?



約790万円を請求するも(写真:iStock)

 怒り心頭でタトゥーアーティストを相手取り訴訟を起こしたタラナさん。「こんなの間違いなくミス!責任取ってもらう!」と法廷で争うことになりました。

「私はおばあちゃんを称えるタトゥーを入れるつもりだったのに、こんなことになってしまった! このタトゥーのせいで、祖母の名誉は傷つき、私の人生も台無しよ!」と主張。タトゥーは背中に入ってはいますが、右肩の肩甲骨を覆うような、なかなかの大きさ。

「おかげで、真夏の40度ある気温の中でも、私はジャケットを着ないと、外にすら出られない!!」とタラナさんは声を荒げます。

 裁判でタラナさんがタトゥーアーティストに請求した金額は5万3000ドル、日本円にすると、なんと約790万円(2025年2月現在)。しかし、ここで大きな問題が…。