必要以上に周りの人の顔色をうかがってしまったり、気を遣いすぎて八方美人になってしまったりして、ぐったりしてしまうという悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。 今回は気を遣いすぎる人の特徴と、気を遣いすぎて疲れたときの対処法を紹介します。

気を遣いすぎる人の特徴



疲れた…(写真:iStock)

 気を遣いすぎるのは、決して短所ではありません。むしろ、周りを配慮できるという長所でもありますが「無意識に周りの人に気を遣いすぎて疲れた…」と自分自身がしんどくなってしまっては元も子もありません。

 気を遣いすぎて疲れてしまう人には以下のような特徴があります。

1. 人の気持ちに敏感



相手の感情にすぐ気づく(写真:iStock)

 気を遣いすぎる人の共通点は、人の気持ちに敏感です。

 表情から相手の気持ちの変化を瞬時に察知して、相手がマイナスの感情になっているのに気づくと、「何とかしてあげないと…!」と相手の気持ちがプラスになるように行動しようとします。

 相手の気持ちを想像して自分のことのように捉える、心優しい人です。

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2. 嫌われるのが極度に怖い



嫌われたくない(写真:iStock)

 人から嫌われるのを極度に恐れているというのも、あるあるですね。嫌われないようにしようとするあまり、必要以上に周りの人の顔色をうかがってしまうのでしょう。 

3. 自己肯定感が低い

 自己肯定感が低い人も、周りに気を遣いすぎる傾向にありまです。自分に自信がないので、置いていかれまいととにかく周りに同調しようとして話を合わせます。

4. 家庭環境や学生時代の環境が悪かった



小さいころの経験が…(写真:iStock)

 家庭環境が悪かったり、学校でいじめられた経験があったり…。このような生い立ちの人も、周りの目を気にして気を遣いすぎる傾向にあります。

 小さい頃から周りに気を遣うことを処世術にしてきたので、気を遣いすぎるクセがついているのかもしれません。

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気を遣いすぎて疲れてしまうときの対処法

「気を遣いすぎるの、もうやめたい! でも周囲からの目線が怖くてやめられない…」このように悩んでいる人のために、気を遣いすぎるのをやめるための対処法を紹介します。 

1. 周りの温度感を俯瞰してみる



広い視野で見てみたら(写真:iStock)

 気を遣いすぎる人は「自分が周りに気を遣わないと、雰囲気が壊れてしまう」という強迫観念に近いものを抱いている可能性があります。

 ですが、本当に気を遣わなければいけないシチュエーションなのか、俯瞰してみることも大事。周りの人たちはあなたと同じくらい気を遣っているのでしょうか。

 そこまで気を遣わなくても楽しくコミュニケーションをとっていませんか? あなたも必要以上に気を遣う必要はないのです。

2. 周りに相談してみる



親しい友達に相談を(写真:iStock)

 親しい人に相談してみるのもおすすめです。どのような状況でどういう感情を抱いて周りに気を遣いすぎてしまうのか、信頼している人に共有してみてください。「それは気を遣いすぎだよ」「そういうときはこうすればいいんだよ」とアドバイスをもらえるかも。

3. マイペースな人と仲良くする

 マイペースで必要以上に気を遣わずとも周りの人と仲良く接している人を観察したり、一緒に過ごしたりするのも◎。

 自分と真逆のタイプの人でも周りの人と良い関係を築けていることが分かれば、「必要以上に気を遣わなくても、周りに見捨てられることはないんだ」と安心できるはずです。

4. 自分の長所を教えてもらう



自分の長所を伸ばしてあげよう(写真:iStock)

 親しい人に付き合ってもらって、周りから見た自分の長所を知ることも大切です。

 気を遣いすぎる人は、まず一歩として、自分の長所を知って自己肯定感を上げるようにしてみましょう。

 自分が周りに比べて劣っていないと気付ければ、必要以上に人の顔色をうかがうことは徐々にでも減らせるはずです。